ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

活動報告ー7月臨床講座

 梅雨も明け、いよいよ夏本番となって参りました。

 7月の「鍼道 一の会」臨床医学講座、学生諸君は試験期間中にも関わらず参加してくださいました。

 

 冒頭の講義は『脈診術』

 成長著しい江見木綿子先生が講義して下さいました。

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 脈診って聞くだけで、難しい・・・と感じられる方も多いことでしょう。

 が、実は脈理さえ理解すれば、意外とすぐに使えるのです。

 

 基本は、やはり四時陰陽の気の消長を捉えるということです。

 つまり、季節によって変化する脈理を理解するということです。

 

 江見先生、大きなリアクションを交えながら、実にハキハキとした語り口調。

 金澤が、江見先生から感じたことは、

「間違っていてもいい、自分が学んだこと、感じていることを堂々と開示する」

 そのような力強い意志でした。

 

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 内面的な力強さを秘めつつ、表面的には余裕さえ漂わせ、和やかな雰囲気を醸し出しながら講義は進められました。

 

 江見木綿子先生は、大阪医専 東洋医学部・鍼灸学科 で日々教壇に立っておられます。先生のような若手の東洋医学系の専任教員は、これからますます業界から求められるでしょうね。頼もしい限りです。

 

 そして稻垣学術部長が、江見先生の講義に肉付け。

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 其々の脈が現れる理由、そしてその見分け方。

 一口に「滑脈」といっても、スムーズに流れる様を形容する場合もあれば、脈の手当たり(脈状)を形容する場合があるなど、古典を読む際の留意点なども併せて解説してくれました。

 金澤も、目からうろこが何枚も落ちました。👀

 

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 さらに、主観が中心の診察法となると、この人↓も黙ってはおりません。

 副代表の永松先生です。

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 永松先生ご自身の捉え方や考え方を、やはりリアクションを交えながら開示してくださいました。


 なんか、楽しそうでしょう?永松先生。

 やっぱり、まずはこれですよ、楽しくなくっちゃ!ね。

 この「気」が相手に伝わるのです。

 

 そしていよいよ脈診の実技です。

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 実技時間は、毎回皆様の気がパッと明るく伸びますね。

 むろん、講師陣もです。

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 金澤にとって脈診は、四診の中で最も重要な診察法です。
 脈は、病態把握だけでなく、刺鍼後の効果判定や予後の判断に用いることができる優れものです。

 

 ぜひみなさまも、自分のものにしてください!

 そのためには、講義や実技で学んだことを日々実践!そう、実践あるのみです。

 

 

 そして、続きましては!

 うわさの永松流『観相学』、とうとう開示してくださいました。

 

 永松流観相学は、永松先生ブログ「衆妙の門」でも公開されていますので、興味を持たれた方は、訪ねてみてください。

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 この永松流「観相学」、ぜひとも懐に入れておきたい術だなと、金澤は強く感じました。
 会員の皆様、動画を見直しましょうね。

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 永松先生、ご自身が温めてきたものを語るのがとても楽しそうでした。


 そしてこの後、それぞれペアになって「観相術」でもって実際に行ってみました。

 金澤は、左右の目の高さが違ったり、鼻柱が微妙にずれている状態に、翳鍼(鍼をかざす)を行い、ずれをなくすことなどをやってみました。

 鼻柱の曲がったのが、鍼でこんなに変わるのだと、われながら驚いてしまいました。
 

 と、いうことは・・・鍼で鼻柱がまっすぐになったということは、その人の未来も変わるということです。


 改めて、鍼ってすごいと思いませんか?!

 

 写真がないのが残念ですが、大いに盛り上がった講義・実技でした。 

 

 

 そして最後は「身体学」

 数多のセミナーや講習会が存在している中で、治療者の心身を整えることによって、治療効果を抜群に高め、治療者自身も疲れない術を伝授している学術団体は、当「鍼道 一の会」だけではないかと自負しております。

 

 今回は、受講生からのリクエストにお応えするという目的もあり、永松先生からいきなり打ち合わせもなく『はる&ゼッキー』のお二人にお願いしたそうです。

 

 急な申し出にもかかわらず、快くお引き受けくださいましたお二人、今回も非常に楽しく、ためになる講義・実技をしてくださいました。

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 まずはゼッキー」こと尾関克哉先生(健志堂 院長)の登場。

 恥骨・尾骨・坐骨のひし形を意識した中心軸のワーク。

 さすが元教師、突然の要請にもかかわらず、素晴らしいご指導をしてくださいました。


 そして今回、「はる」こと古賀晴美トレーナーの、後出しジャンケンのワークに恐れ入りました。

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 古賀先生「私が先に出しますから、みなさま私に勝ってください」

     「ジャンケン、ぐー!」

 みんな 「ぱー!」

 とそれぞれ大きな声を出しながら、後出しジャンケン。

 これは楽勝♪

 

 古賀先生 「では、次は私に負けてください」

      「ジャンケン、チョキ!」

 みんな  「・・・あれ?・・・」

 

 そうなんです、負けることって意外と難しいのです。

 これは、やられた・・・^^;

 

 意識の盲点を突かれましたが、とても楽しく、今日の勉強疲れがいっぺんに吹き飛んでしまったかのようでした。

 

 さすが、『はる&ゼッキー』! 

 今回も楽しく、身になる講義・実技を ありがとうございました!!

 

 そして、トリは永松先生の「身体学」

 

 まずは 自分の身体の空間的感覚を意識すること。 

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その後、いきなり永松先生は ご自身のヤンキー時代を再現!?

 

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 いやいや冗談です。

 これは蹲踞(そんきょ)の姿勢です。

 蹲踞の姿勢で、身体の軸と重心をずらさないように歩く練習。

 難易度の高い、身体の軸と重心の構築です。

 

 金澤、初めは蹲踞の姿勢そのものを維持できませんでした。なのに移動するなんて・・・(;^_^A

 

 しかし、ご指導のお蔭でコツはつかめました!

 あとは、練習あるのみです。

 いや、実に楽しく充実感満載でした。


 ご参加くださいましたみなさま、講師の先生方、大変お疲れ様でした。

 次回もよろしくお願いします!!

 

 

 次回『鍼道 一の会』東洋基礎医学講座は8月6日、臨床医学講座は8月20日です。

 

『鍼道 一の会』は、常時入会を受け付けております。

 興味が湧いた、面白そう、ピン!と来た方、どうぞお問い合わせください。

 お問い合わせは

 『鍼道 一の会』 事務局 大上(おおがみ)まで

  詳細はこちらへ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

活動報告ー7月基礎講座

 数日前から蝉が鳴き始めましたねぇ。

 梅雨明け間近といった感じでしょうか。

 

 さて、7月9日(日)、『鍼道 一の会』2017年度第4回基礎講座を開催しました。

 全体として、基礎とはいえかなり高度な内容になったと、筆者金澤は感じております。

 

 まずはこの人、永松副代表の『易学』。いつものように元気な声で始まりました。

 

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 無極(混沌)から太極定位を定め、両儀→四象までの解説。

 さらにこの四象と五行論との組み合わせを、改めて講義してくださいました。

 

 講座参加者のアンケートを見ると、このあたりの兼ね合わせについて、かなりむつかしく感じておられる方が多いようです。

 

 五行を、九宮(四象・八卦から派生)と組み合わせる場合、ざっと二通りあります。

 一つは、空間軸で認識するための五行と九宮

 もう一つは、時間軸で陰陽の消長を認識するための五行と九宮

 この二点に集約されるのではないでしょうか。

 経年参加の方は、興味深く聞いていただけたと思います。

 

 このような認識方法を手にしますと、腹診などの具体的な切診、病態変化の予測など、さまざまに応用することができますので、初学の方は時間をかけて自分のものにしていただきたいと思います。

 

 次いで将来有望視されている筆頭、川越凌太先生。

 しっかりと噛んで含むように、経絡学を解説。

 ご自身で作成したアニメーションを使っての解説は、受講生からも大変理解しやすいと好評です。

 ずいぶんとこなれてきた感じですね。

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 続いて大阪医専 東洋医学部・鍼灸学科 教師 江見木綿子先生。

 今回から筆者金澤に代わり臓象学を担当してくださっています。

 

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 しっかりと教科書を読みこみ、さらにご自身の世界でイメージしたことを加えて、はきはきとした聞き取りやすい声と口調で講義してくださいました。

 

 ちなみに、任せると言いながら、筆者金澤もしばし乱入致しまして、口を挟ませていただきました。

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 内容的にはかなり難しいことを喋ってしまいましたが、終始和やかな雰囲気の中で終了しました。

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 そしてラストは稲垣学術部長による「一の会式・東医理論」
 『陰陽と五行で人体を考える』をテーマとした講義。

 今回は、<五臓について>

 「一の会」では、いわゆる中医学的な五臓概念を踏襲しますが、それ以上に内経医学的な五臓概念を重要視しています。

 内経を丹念に調べあげた上で、五臓の概念を大胆に展開。

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 筆者金澤が興味深かったのは、<霊枢・経脈>などで属絡している臓腑概念と、その他内経で展開されている臓腑概念は異なるという点でした。

 この辺りは、もう少し煮詰めていくと、臨床的な幅が大きく拡がる予感がします。

 

 また今回、受講生の中から「心の募穴ー巨闕、心包の募穴ー膻中とする」ことに関する質問が出され、心と心包概念の歴史的変遷と臨床象とを照らし合わせて、講師陣で論議しました。

 

 おそらく、心と心包の募穴は、入れ替えるのが理論的にも臨床的にも符合すると考えられます。

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 終了予定時刻の午後五時を過ぎてしまいましたが、あっという間に時間が経過してしまったような、筆者にとって濃密な一日となりました。

 

 

 次回『鍼道 一の会』基礎医学講座は8月6日。(臨床医学講座は7月23日です。)

 

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活動報告ー6月臨床講座

 すっかり梅雨模様となりました6月26日(日)、『鍼道 一の会』第3回臨床講座を行いました。

 今回は、望診術の中から 顔面の気色診と舌診を取り上げ、基礎的な解説と実技を行いました。

 冒頭は大阪医専 東洋医学部・鍼灸学科 教員の江見木綿子先生による、顔面部の臓腑配当と、顔面に現れる青・赤・黄・白・黒の五色の意味についての解説。

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 学生さんや初学の方は、まずは暗記ですね。

 ところが実際の臨床では、青なら青といったはっきりとした色がいつもあらわれるということはありません

 なんとなく青といった感じで、さらに黄が合わさって なんとなく黄緑に見えることもあり、それこそ術者の主観に左右されます。

 

 気色診においてのスタンダードな色の組み合わせと その意味することを、稻垣学術部長が講義してくれました。

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 初学の方にとっては、このあたりでもうすでにいっぱいいっぱいだったと思います。

 ここから経年者に向けて、少しだけ筆者金澤も講義に参加させていただきました。

 

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 ここでも易の考えは生きています。

 まず太極として、立位・座位から臥位になることで現れる顔の表情と色の変化を診ます。

 そして顔全体の印象と気色の浮沈を診て、次第に細部に至り、そしてまた太極に戻ります。

 そこで、もし自分が得た顔面気色の情報が正しければ、舌・脈・背部兪穴・・・も、このようになっているはずと予測し、他の診法と関連付けながら認識を深め、病理機序をイメージしつつ最終的に補瀉に絞り込んで一鍼を下します。

 

 ここに至るには、基礎医学が十分こなれていることが必須となります。

 

 そしていよいよ実習です。

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 まず光源下での色を確認し、その後、光を少し遮って現れる色を観察します。

 筆者金澤の治療所では、ダウンライトを設置しているので、顔面の気色診はずいぶん楽に行えます。

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 そして経穴に触れる・鍼をかざす、鍼を皮膚に軽く接触させる。

 いずれも、的さえ当たっていればダイナミックに気色の変化が現れることをみんなで確認しました。

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 加えて「鍼で治すことができるのならば、悪化させることもできる」ことを、実際にやってみました。

 被験者は、即座に息苦しいと訴えましたが、意図的にやっているので すぐに元に戻せます。

 

 

 そして最後は 治療家の身体作り『身体学』

 今回は、受講生の尾関克哉先生が<声を大にして伝えたい、心と体の根っこの話と題して、講義とそれに基づいたエクササイズをご指導くださいました。

 尾関先生は、中学校の元体育教師であり、現在は「健志堂」院長、また [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会 A級講師をも務めておられます。

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 筆者金澤が驚いたのは、子供の運動機能に起きている危機的状況です。

 そうなんだ!って感じです。

 例えば、

 ・足の裏を地につけてしゃがむことができない。結果、和式トイレで用を足せない。

 とか、

 ・転んだ時に とっさに手をつくことができず顔面を打ってしまう。

 

 など、バランス感覚・柔軟性・反射神経が著しく低下している子供がどんどん増えているそうです。

 

 特に興味を引いたのは、心の社会性と身体機能の発達は連動している点で、これを図示しながら見事に解説してくださいました。


 先生の話し方には説得力があり、その内容にあっという間に引き込まれてしまいました。さすが、元教師。プロですね。

 

 そして体のコアを取り戻す「コアコンディショニング」のエクササイズ。

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 まずは自分自身の身体感覚を事前確認。

 

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 そして古賀晴美コーチをモデルに、エクササイズの指導。

  「一の会」では、はる&ゼッキーと称されていまして、絶妙の息の合いよう。

 

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 ストレッチポールを使い、恥骨、尾骨、坐骨を結ぶ「菱形」を呼吸とともに意識しながら、肩甲骨を動かすエクササイズ。

 

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 永松周二先生と筆者。いや~、グラウンディング感覚ばっちりですね~!と、にこやかに。


 ほんと、丹田と会陰の身体感覚ばっちりでした。

 尾関先生、古賀コーチ、ありがとうございました!

 

 エクササイズで使用しましたストレッチポール、購入することにしました。
 手元に参りましたら、またご紹介いたします。

 

 次回『鍼道 一の会』基礎講座は7月9日。臨床講座は7月23日です。

 

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活動報告―5月臨床講座

 5月28日の臨床講座、今回のテーマは『問診』。

 稻垣学術部長が終始座長を勤めました。

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 問診は、何を基準として問うていけばよいのかを解説し、八綱(陰陽・表裏・寒熱・虚実)を確定するために何をどのように意識的に問いかけていけば良いのかを解説。

 これ、なかなかな難しいのです。

 そして簡単な病因病理のモデルを示しながら、気滞が病邪を生むのか、病邪が気滞を生むのかという前後の鑑別まで説明。

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 そして今回、自分自身を弁証してみようということで、まずは参加者全員が自分自身について「一の会カルテ」を作成。

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 筆者も自分自身のカルテを、初めて作成してみました。

 

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 改めて自分のカルテを見直して感じたことは、やはりお酒を控えなければならないなということでした。(^-^;

 お昼の休憩をはさみまして、午後からは参加者相互で問診実技。

 

 そして稲垣、永松、金澤と講師3人でそれぞれ個別に指導。

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 筆者も加わりました。

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 病態把握のためには、何を意図的に問うていかなくてはならないのか。

 

 問診事項の矛盾点を見つけ出し、どのような思考でその矛盾を解いていくのか。

 例えば、運動をして汗をたくさんかくとすっきりとする。しかし入浴するとめまいと共にしんどくなるというこの矛盾.

  足腰が冷えるにもかかわらず、冬でもアイスなど冷たいものを好むなどの矛盾を、矛盾なく説明できる病理を知るために何をどのように問うていけば良いのかなどです。

 そして各問診事項間のつながりを意識しながら、問うていくに従って問診者の心内に確信が持てるようになってから切診に移ります。

 切診は、問診で得た病因病理が実際の身体が表現している象と矛盾していないか、虚実の程度、寒熱の真仮などを確認するために行うといっても過言ではありません。

 

 そして最後の締めくくりはこの人、永松先生による身体学。

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 今回は、これまで培ってきた抜力の感覚で身体に触れ、皮毛、血脈、肌肉、筋、骨を噛分ける練習テーマでした。

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 この感覚で切診を行うと、触れられる相手の気とうまく調和することができるので、互いの気の交流が円滑になります。

 刺鍼も同じ感覚で行うと、大きな結果を得ることができます。

 この感覚、言葉でお伝えするのができないのが残念です。

 次回『一の会』基礎講座は、6月11日。臨床講座は6月25日です。

 

 

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三才思想③-霊性とは

三才思想①-理想と現実

三才思想②-神と生命

前回までのお話し

 前回では、宇宙の霊妙不可思議な働き=『神』について書きました。

 要約すると、『神』というのは、いくら頭で考えて理解しようとしても無駄ですよ、自ら『神』であることを自覚して、直観で感じ取るものなのですよということでした。

 そして東洋医学では、この『神』を候う事から始まるというところまで書きました。

 その『神』を候うには、自らに備わっている『霊性』を用います。

 霊性とは、万物と繋がっている感覚、関係性そのものと筆者は感じています。

 この霊性が備わっているからこそ、共感ということが生じるのですね。

 これ、思考ではなくって感覚・感性的なものです。

 『思考』を働かせ過ぎると、感覚・感性は隠れてしまいます。

 この『霊性』的感覚をフルに用いて治療を行うのが、東洋医学です。

 霊的感性を用いて初めて人と出会ったとき、とんでもなく多くの情報がもたらされます。

 これを後から整理するために、思考は有効です。

 治療所の場の空気が、患者さんが来院する前と入室後ではどのように違うか。

 相手の影の濃淡、印象の明暗、動作の遅速、声の調子・・・瞬時に入ってくる多くの情報を瞬時にまとめて、まずは治し易いか否かを判断します。

 このように書くと、特別なことのように思われるかもしれませんが、そうではありません。

 みなさまも、外出先から家に入ると、場の空気の違いを感じられると思います。

 また、ご家庭に来客があると、家庭内の気も変わりませんでしょうか?

 このような感覚は、誰でもが持ち合わせているものです。

 東洋医学では、このような感覚を治療に繋がる様に意識的に用いるだけなのです。

 

 

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三才思想②ー神と生命

三才思想①-理想と現実

前回までのお話し

 

 さて、この天人地=上中下の三才ですが、これに東西南北中央を当てはめると、空間の出来上がりです。

 さらに春夏秋冬の四季を加えますと、時系列で空間の変化を観察することが出来ます。

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 これを人体と相関させると下図になります。

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 自然界の天の部は、横隔膜の上で胸郭部から頭部に相当します。

 人の部は、横隔膜からおへそにかけてのお腹。

 地の部は、おへそから下半身に相当します。

 

 自然界の天の気は、人間のこころと同じように様々に変化して世界に影響を与えます。

 古代中国では、この宇宙の霊妙不可思議な作用を『神』と呼ぶのですが、人間にもこの『神』が備わっていると考えます。

 

 さてさて、この『神』、易経という大変古い書物には、

 「陰陽で測ることのできないもの、これを神という」

のだと記されています。

 <易経 繋辞上伝 陰陽不測之謂神>

 これ、何度読み返しても卓見だと思います。

 

 陰陽というのは理ですから、『神』とは人智を超えたものなのだと当時の人々は達観していたのですね。

 逆に観れば、『神』とは、直観的に感じ取るものであるということです。

 なぜなら、自らがすなわち『神』であるからです。

 

 このように思うと、我利我利の自我も、それを超える『神』を自覚するためにあるのかもしれませんね。

 そのように思うと、筆者は随分と心が楽になります。

  

 我々全員、いや草木も動物も、ありとあらゆるものに『神』は内在し、生命の表現するあらゆる現象は、『神』の顕れといえます。

 

 日本神道では、八百万の神と言いますよね。

 まさにこのことですね。

 東洋医学では、この『神』を候う事から始まります。

 

 

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三才思想①ー理想と現実

 東洋医学の基本的な考えに、天人合一思想というものがあります。

 天人合一の「天」とは大宇宙・大自然のことで、「人」とは小宇宙・小自然のこと。

 自然界の気の動きや変化の法則は、それはそのまま人間にも当てはまるという考えです。

 つまり人間をミクロコスモスと捉える思想です。

 これ、日本神道も同じように考えますよね。

 その天人合一思想を具体的に認識するために「三才」という捉え方があります。

 

 「三才」とは、まず自然界を上下・天地の2部に分けます。

 さらにその間に人を加え、天・人・地=上・中・下の3部にざっくり割って認識しようとする考えです。

 そして天の気は下り、地の気は上り、天地陰陽の気の交流によって、我々が生きている人の部に、様々な価値が創造されると考えるのです。(下図をご覧ください)

 

 この天人合一思想とは、実は易学の基本でもあるのです。

 東洋哲学は、一貫してこれを元に展開され構築されているといっても過言ではないと思います。

 

 ですから、医学だけでなく、養生学、処世術、帝王学(政治)、経済、天文地理と、あらゆる分野に応用されています。

 

 下図は、『一の会』の基礎講座で用いたものです。

 天は理想、地は現実。

 理想と現実をいかに調和させ、より高次の段階に発展していくかを示しています。

 人類は天地の間にあって、絶えず生成と消滅を繰り返しながら創造・変化・発展に向かっているのです。

 

 そして天は剛で高くて施し、地は柔で卑(ひく)くして生みだす。

 これ天道に適った政治が行われれば(=天)、庶民(=地)は施しを受けてしっかりと働き、実りを得て大いに喜び、為政者はますます安泰となり国は栄える。

 帝王学では、このように考えるようですね。

 自分自身を一国と見立てると、自分を治めることは国を治めることになりますね。

 筆者にとっては、なかなかむつかしい問題であります。

 

 空を見上げ、飛びたいと空想したことから飛行機は現実化し、早く移動したいと願ったから車として現実化したのですよね。電話などもそうですよね。

 そして現実化したものによってさらに新たな理想と空想が生まれ、それがまた現実化する・・・その流れは一貫して創造・変化・発展です。

 その間には多くの矛盾を生じますが、それがまた更なる進化へと繋がる。

 このように観ると、宇宙の働き、人類ってすごいですよね。

 さて、これを医学に応用するとすれば、どうしますかね・・・

 

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誇りについて

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 我々東洋医学をやってる人間は、中国や日本の古典に触れる機会が多いのですが、それらに触れていると、時折著者の『誇り』のようなものを感じるんです。

 誇りって、自慢じゃないですよね。

 これは、明確に別物です。

 誇りと優越感、優越感は劣等感の裏返しですから。

 相手の反応によって、仏と鬼の間を往ったり来たりになってしまいますから。天使と堕天使みたいになってしまいますよね。

  自尊心も同じですよね。人に何か言われて傷つくようなものは、自尊心とは呼べませんよね。

  さりとて、人に何か言われて傷つかないようでも、自尊心は容易に高慢と化してしまいます。

 高慢も優越感も、善悪で図れないものですが、ただ、自分自身を思い込みの中に閉じ込めてしまうので、実は息苦しいはずだと思います。

 まことに人のありようは、言葉では表現しきれないですね。

 

 筆者の感覚では、自ら『誇る』と発したら、もう『誇り』でないように思います。

 誇りとは、接した相手が感じるものであって、自ら意図的に発するものじゃないと思うのですよね。

 で、その『誇り』は、筆者の感覚では当たり前のことから外れない心の在り様だと、筆者は思ってます。

 この、当たり前のことから外れないというのが、筆者にとってはなかなか難しい。

 当たり前のことというのは、自然の道理、宇宙の原理のことです。

 大きくたとえれば太陽は、差別なく万物に作用して照らし温め施し、大地は天から降りてくる雨や陽光を受けて形ある万物を生み出すようなことです。

 これ、当たり前に作用して自ら主張しませんよね。

 

 人にあっては、例えば男女陰陽が相交流・協力して新しい人間をこの世に誕生させ育てること。

 男女入り乱れ共有した場や関係性の中で、対立・闘争⇔協調・平和を繰り返しながらつねに新しい価値を創造し化育する働きなどです。

 

 宇宙も地球も人類も、一貫してこの働きによって変化・発展して今現在があるのですから。

 

 さらに小さく人の日常は、太陽が昇れば起きて、日が沈めば寝る。腹が満たされたら幸せと感じて満足を楽しむ。

 あらゆるものとの関係性で自分が成っているのだから、当たり前のように自他の区別なく相互扶助の気持ちが起きるなどです。

 

 このように書いてましても、筆者はしょっちゅう我よしの心に囚われて、ついイラっとしたりカッとしてしまいますので、誇りならぬホコリ高き人間という程度ですな。

 

 話を元に戻しますと、素晴らしいなと筆者が感じる古典は、一つにはこの天地自然の道理に法って一貫して記されていること。

 もう一つは博愛、人間愛に溢れていることです。

 このような古典は、時代を超えて読み継がれています。

 その最たるものは、素問・霊枢・傷寒・金匱などをはじめとした古典の数々です。

 さらには、行動もまた一致している。

 医学書であれば、著者の処方を見れば、おおよそどんなこと考えてどんな事やっていたのかが見えてきます。

 いわゆる知行一致というやつです。

 すごいなって感じますし、この人、誇りを持って生きたんだなと感じます。

 憧れますよ、そのような生き方をした先達には。

 筆者は、吉益東洞(1702-1773)とか原南陽(1753-1820)の医書に目を落とすと、シビレます。

 湯液(漢方薬)も鍼灸も、医学原理は同じです。二人とも、見事に簡素にして高度な治療を行っています。

 鍼は1本でも、ぶれずに直に下す。簡素にして高度。

 このような鍼に集約されるような生き方を目指したいですね。

 

 草花は、静かにその、時を待つ。

 花が咲くまでには、準備が必要です。

 静かに淡々と根の基本を培う。

 時期が来れば自然と花咲いて、しかも誇らない。

 古典に触れてると、このような感覚になるんですよねぇ。

 初学の方々、志を高くしてじっくり根を養えば、時節は必ずやってくるのが天の道理というものです。

 

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なぜ漢字なのか

 5月14日、「一の会」基礎講座でお話しした内容の一部です。

 あちこちでセミナーをやっていて、いつも気になることがあります。

 いくつかあるうちのひとつに、漢文どころか漢字そのものが苦手という人が以外と多いことです。

 そこで「一の会」でちょっと実験を行いました。

 

 参加者の中から1名を募り、ホワイトボードの前の椅子に座ってもらいました。

 そしてホワイトボードに大きくと書いた矢印を見ながら立って頂きました。

 次に今度はと矢印を書いて立って頂きました。

 さて、どちらが立ちやすく感じたでしょう。

 

 被験者の方は、顕著に印が立ちやすく印が立ちにくいと感じたとのことでした。

 ここで申し上げたいことは、目に触れた対象からは無意識ではあっても、感覚的に影響を受けるということです。

 

 そして漢字です。

 漢字は、みなさまご存知のように象形文字です。

 象形というのは、古代人の文化的感性を基にして絵画的・イメージ的に作られたということを意味します。

 ですから漢字は、ぱっと見ただけで人の感性に訴える味わいがあるのですよね。

 

 その漢字は、おおよそ3300年前に成立したとされています。

 漢字は、私たちが共有している文化的感覚と密接に関わっており、民族性そのものということもできます。

 『常用字解 平凡社』の中で、著者の白川静は、

「漢字はもともとその時代の社会的儀礼・加入儀礼の実際に即して生まれたものである。」

「文字を通じて、その生活史や精神史的な理解にまで及ぶことができる。」と述べられています。

 漢字を専門的に掘り下げる必要までは無いにしても、漢字に慣れ親しむことは潜在的に文字を通じて古代人の息遣いが伝わってくるということです。

 我々は『気』を読み取り、本来あるべき姿に『気』を導くのが治療なのですから、このような感性を養うことがとても重要です。

 これは漢字の意味を理解する事も大事ですが、それ以上に大切なことであると考えています。

 たとえば『雨上がり』という言葉からなにか連想されるものがありませんでしょうか。

 雨が降った後のさわやかな空、まだ水滴を宿した木々の葉、やれやれ何となくうれしい・・・などなど。

 ところが同じ意味でも『after the rain』と書くとどうでしょう。

 欧米人がafter the rain』という言葉に触れた感覚は、僕には理解できません。

 しかし東洋人である筆者の感覚では、雨が降った後、それから?と続きを聞きたくなります。

 

 このように東洋医学を学ぶ上では、この漢字文化に内包されている古代人の「気」に触れることがとても大事なことになります。

 

 筆者も、漢文をスラスラ読んで意味がすぐに分かるレベルではありません。

 しかし、東洋医学は特に『温故知新』ということが重要です。

 ちなみに、『温故知新』とは、<故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る>と読みまして、意味はお分かりと思います。

 『温故知新』、東洋医学には、最も大切な精神です。

 漢字を覚えるというよりも、漢字は「むつかしい」という思い込みを外して頂いて、たくさん接するうちに、なんとなく分かるようになってきた・・・という入り方でいいと思います。

 「一の会」の参加者の皆様、会では漢文を多用していますが、ぜひとも馴染んでください!

 そして、

 古代人の心には、大自然がどのように映っていたんだろう。

 そして、人間もまたどのように見えていたんだろうって、心を馳せて楽しんでください。

 

 写真は、新進気鋭の川越凌太先生。

 経絡学を漢文を用いて解説して頂きました。

 ハキハキとした語り口調で講義をされ、先生の気がとても小切れよく伝わって分かりやすいと定評です。

 川越先生、慣れない漢文に対してものおじせず、果敢にチャレンジしておられます。

 すばらしい!!

 

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動画「表寒の証と局所治療」

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『鍼道 一の会』事務局スタッフの大上です。

 

先日 書かせていただいた活動報告

新年度 <臨床講座>スタート! - ブログ『鍼道 一の会』

の中で少し触れましたが・・・

 

外邪を考慮せずに局所治療を行うと、(たとえば)どのようなことが起きるのか?

 

ということについて。

 

⇒結論から言うと、局所は良くなったが全身状態は悪化した のです。

 

そのメカニズムについて、稻垣学術部長の講義から一部抜粋して動画を作成してみましたので、ぜひご覧ください。

 

ちなみに、ここに挙げたのはほんの一例であり、

他にもこのような症例は たくさんあるそうです!

 

youtu.be

 

稻垣先生に魅力を感じられた方は、ブログ「とある針灸師の実情」の読者登録をお勧めします(*^^*)

 

 

 

☆『鍼道 一の会』は、常時入会を受け付けております。

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2017年度 - 年会員用 : 臨床講座の動画・配布教材アドレス集

 

以下は、『鍼道 一の会』の2017年度・年会員用コンテンツへのリンク集です。
会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。

 

● 配布教材置き場【臨床講座用 Google ドライブ

 

● 【冒頭あいさつ・提言

 

● 第1回(4月26日開催)

  1. 弁証と四診(担当:稻垣順也)【前編】【後編
  2. 腰痛の症例検討(担当:金澤秀光)【前編】【後編
  3. 身体学から見た『難経・五難』の「軽重」】(担当:永松周二)

 

● 第2回(5月28日開催)

  1. 一の会式弁証法・仮~前編~】(担当:稻垣順也)
  2. 一の会式弁証法・仮~後編・総評~】※問診実習部分はカット(担当:稻垣順也)
  3. 身体学】(担当:永松周二)

 

● 第3回(6月25日開催)

  1. 四診理論―望診・舌診―】(担当:江見木綿子,稻垣順也,金澤秀光)
  2. 四診実技―望診・舌診―】(担当:稻垣順也,金澤秀光)
  3. 身体学―コアコンディショニング】(特別講師:尾関克哉,古賀晴美)

 

● 第4回(7月23日開催)

  1. 四診理論・実技―脉診―【前編】【後編】(担当:江見木綿子,稻垣順也)
  2. 時事講義・実技―望診~観相学的視点から~】(担当:永松周二)
  3. 身体学―コア体操&蹲踞】(担当:永松周二,特別講師:尾関克哉,古賀晴美)

 

● 第5回(8月20日開催)

  1. 四診理論―腹診・背診 概論―【前編】【後編 】(担当:金澤秀光)
  2. 四診実技理論―脈診・腹診】(担当:稻垣順也)
  3. 四診実技―腹診―】(担当:稻垣順也・金澤秀光)

 

● 第6回(10月29日開催)

  1. 四診実技理論―背候診―】(担当:金澤秀光)
  2. 四診・治療実技<症例1>【前編】【後編】(担当:金澤秀光・稻垣順也)
  3. 四診・治療実技<症例2>【前編】【後編】(担当:金澤秀光・稻垣順也)
  4. 身体学―手印と気の動き】(担当:永松周二)

 

● 第7回(11月26日開催)

  1. 四診実技理論&デモ―原穴診― 】(担当:稻垣順也・金澤秀光)
  2. 四診・治療実技―実践―】(担当:稻垣順也)
  3. 身体学―勘の育成 】(担当:永松周二)

 

● 第8回(12月17日開催)

  1. 時事講義 part.1】医学で扱わない諸問題について~ある症例から~(担当:金澤秀光)
  2. 時事講義 part.2】~東洋医学でスピリチュアルを斬る?!~(担当:稻垣順也)
  3. 臨床実技】~それぞれの目標~(担当:稻垣順也)

 

● 第9回(1月28日開催)

 ※治療実技メインのため動画撮影無し

 

● 第10回(2月18日開催)

 1.  時事講義 経絡・経穴の関係性と稻垣流脈診【前編】【後編】(担当:稻垣順也)

 

● 第11(特別)回(3月11日開催)

 1.  時事講義 祝由と臨床【前編】【後編】(担当:稻垣順也,特別講師:高橋佑輔)

2017年度 - 年会員用 : 基礎講座の動画・配布教材アドレス集

 

以下は、『鍼道 一の会』の2017年度・年会員用コンテンツへのリンク集です。
会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。

 

● 配布教材置き場【基礎講座用 Google ドライブ

 

● 【開講のあいさつ・提言

 

● 易学(講師 : 永松周二)

 第01回【周易の全体像

 第02回【無極から太極

 第03回【太極から両儀

 第04回【太極から四象・五行

 第05回太極から八卦・九宮

 第06回【十干十二支①

 第07回【十干十二支②

 第08回【十干十二支③

 第09回【十干十二支④

 第10回【十干十二支⑤

    *時事講義*【易の中で生きた心理学者】(講師:高橋佑輔)

 第11回(特別回)  【思考の実践練習

 

● 臓象学・経絡学 (講師 : 金澤秀光・川越凌太・江見木綿子)

 第01回 人体空間論 【前編】【後編

 第02回 臓象経絡学  肺・大腸前編】【後編

 第03回 臓象経絡学  脾・胃前編】【後編

 第04回 臓象経絡学  心・小腸【前編】【後編

 第05回 臓象経絡学  腎・膀胱【前編】【後編

 第06回 臓象経絡学  心包・三焦【前編】【後編

 第07回 臓象経絡学  胆・肝【前編】【後編

 第08回 臓象経絡学  総集編 其の1【前編】【後編

     *時事講義*【傷寒論の読み方と臨床応用

 第09回 臓象経絡学【奇經八脉―維脉―

     *時事講義*【傷寒論より「小青龍湯」

 第10回 臓象経絡学【奇經八脉―陰蹻脉・陽蹻脉・帯脉―

 第11回(特別回)   臓象経絡学  奇經八脉まとめ【前編】【後編*講師:稻垣】

 

● 一の会式・東医理論 (講師 : 稻垣順也)

 第01回【気・血

 第02回【精・神と臓腑・経絡

 第03回【臓腑・経絡と蔵象

 第04回【五臓①】

 第05回【五臓②

 第06回【

 第07回   自分の病因を考える【前編】【後編

 第08回【東洋医学概論~東洋医学の病理~

 第09回  東洋医学概論~続・病因~【前編】【後編~応用編*講師:金澤】

 第10回  東洋医学概論~病態~【前編】【後編

 第11回(特別回)ディスカッション【理想の治療者(像)とは

 

● 身体学・養生学(講師 : 永松周二)

 第01回【小周天

 第02回【腹式呼吸 他

 第03回【空間構築のための瞑想

 第04回 なし ※時間切れのため

 第05回【推手

 第06回 なし ※時間切れのため

 第07回 なし ※時間切れのため

 第08回【基本の確認

 第09回【手相

 第10回 なし ※時間切れのため

新年度 <臨床講座>スタート!

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 「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。

 

 先日4/23に行いました「鍼道 一の会」東洋医学講座【臨床講座】についてレポートさせていただきます!

 

 基礎講座に引き続き、春らしい好天の中でスタートを切ることができました。

 

 今年の臨床講座のテーマは、『心眼を開く』f:id:ichinokai-kanazawa:20170427100249j:plain

 この記事の末尾に、「冒頭提言〜臨床講座篇〜」の公開動画を挿入しておりますので、ぜひご覧ください!

 

 そして今回新たにご参加下さった受講生の方々に混じって、私 大上も自己紹介をさせていただきました(^^;;

私自身も紆余曲折を経て この世界に辿り着いたのですが、(治療家ではありません)

受講生の皆さんの自己紹介を伺って、それぞれ持っておられる「人を助けたい」「人の役に立ちたい」との思いを強く感じ、、

その思いを形にしたい。そのために 我々スタッフも日々精進あるのみ!という決意を新たにしました。

 

 

さて前置きが長くなりましたが、

まずは時事講義

稻垣学術部長による『八綱弁証』の解説。f:id:ichinokai-kanazawa:20170427100236j:plain

 今回は “表証による肩首の凝り” を例に、外邪を考慮せずに局所治療を行うと、どのようなことが起きるのか?を、初心者にも理解できるように解説して頂きました。

 

いったい、どんなことが起きるのでしょうか?

気になる方は、ぜひ稲垣先生のブログ「とある鍼灸師の実情」をチェックしておいてください。(いずれ書いて下さると思います^^)

 

 

 続いて、金澤先生による『腰痛症』の症例を用いての弁証プロセス。f:id:ichinokai-kanazawa:20170427100221j:plain

 問診表に目を通すときに、どのような思考回路を働かせ、患者の内面をよみとるのか?

 さらに問診以外の四診によって得られた情報とどのようにつなげ、統合し、1本の鍼に集約していくのか?

 稻垣先生の講義をさらに具体化した内容となりました。

 そして臨床講座ということで、かなりハイレベル。金澤代表、飛ばしますねぇ^^;

 最後に稲垣先生が最小限 押さえておくべきポイントを解説して下さり、安堵したとおっしゃる受講生の方もおられました。

 

 

 そして締めくくりは、永松先生による身体学。f:id:ichinokai-kanazawa:20170427100230j:plainf:id:ichinokai-kanazawa:20170427100113j:plain

 ”身体の気を丹田に落とすことで、抜力感覚がつかめた”という声が上がっておりました。

 金澤代表によると《この感覚で切診を行うと、お相手(患者)から伝わってくる情報を、驚くほどリアルにつかむことが出来る》のだそうです。

 

 “この感覚” とは?いったい??笑

 

 文章ではお伝えできないのです。

が、“この感覚” なるものは、切診のみならず あらゆるジャンルに応用することが出来るのだそうです。

 

 気になる方は、どうぞ『鍼道 一の会』へ、お越しくださいませ(*^^*) 

 

 次回の基礎講座は5月14日(日)、臨床講座は5月28日(日)に予定されています。

 
 それでは「冒頭提言〜臨床講座篇〜」です。(ちょっと長いです。16分くらいあります)

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新年度スタート!<基礎講座>

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 春爛漫、晴天にも恵まれました4月16日(日)、『鍼道 一の会』は新しいメンバーをお迎えして2017年度をスタートしました。

 

 毎年恒例の冒頭提言、今年は金澤代表、永松副代表、稻垣学術部長の三つ巴で行いました。

 内容は動画にてご覧ください(約10分です)

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 冒頭提言、参加者全員の自己紹介の後は、

 永松副代表による『易学』講義

 

 『易学』と鍼灸と、いったいどのような関係があるの?

 臨床とどんなつながりがあるの?

 

 そう思われません? 笑

 

 実は、易学って、思っていたよりずっとずっと重要なんです!

 臨床歴約30年の金澤代表をして、ここ最近、ドはまりにハマらせているんですから!!

 恐るべし易学。

 

 この『鍼道 一の会』東洋医学講座の、まさに根幹をなす部分と位置づけしています。

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 今回は、混沌(無極)→太極→両儀→四象→八卦までの説明がありました。

 詳しいことは永松先生のブログ「無端如環」をご覧ください!

 

 午後からは金澤先生、川越先生による『臓象学』『経絡学』

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 『臓象学』では、金澤代表が独自の認識論を展開されました。

 

  一部要約すると、≪十二経脈と奇經八脉との関係は、人体を認識しようとする際に、両者は陰陽定位が異なるだけであり、十二経脉とは別に奇經八脉が存在するのではない≫ というものでした。

 さらに両者の基本は、太極=衝脉、両儀=任脈・督脈であり、この三脈を軸として十二経脉と奇經八脉は展開されたと。

 この辺りは当ブログ内にも記事がありますので、ご参考になさってください。

一源三岐論 カテゴリーの記事一覧 - ブログ『鍼道 一の会』

 

 

 続いて川越先生が、ご自身で作成された経絡流注のアニメーションを使っての解説。

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 アニメーションを使うと、流注を立体的にイメージしやすいですね。

 

 現在、教員養成科で勉強中の川越先生、とても頑張って下さっています。

 余談ですが、一の会の講師は、男前が多いです!笑

 

 

 そして以前にもましてシャープさを感じさせる、一の会のスナフキン?こと、稻垣学術部長による『一の会式・東医理論』。

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 短時間ではありましたが、皆様にとっては最もわかりやすい内容だったのではないでしょうか。

 特に学生さんの場合、教科書的な乾いた中医学に潤いを加え、生きた実学として感じられたのではないかと思います。

 

 最後は永松先生を中心とした『身体学』

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 初参加の方も、継続受講の方々も、参加者同士のふれあい、気の交流がおこなわれ、あちらこちらで笑いが起こっていました。

 そして長時間の講義で疲れた心身もほぐれる時間でした!

 

 皆様、お疲れさまでした。

 
 4月23日(日)には、「東洋臨床医学講座」が予定されています。
 『鍼道 一の会』は、常時入会を受け付けております。

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新年度に向けて

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 桜の満開時期もピークを過ぎ、みなさま、新たな気持ちで新年度スタートを切っておられると思います。

 「鍼道 一の会」も、多数の参加応募の方々を迎え、いよいよ今月16日(日)基礎講座からスタートいたします。

 それに向けて昨日13日午後、幹部講師会議を行いました。

 

 基礎・臨床講座ともに、その根幹は、永松副代表が講義いたします「易学」になります。

 筆者金澤と稻垣学術部長は、「易学」をいかに臨床に繋げて行くかを課題として講義を進めて参ります。

 筆者が川越先生と一緒に担当いたします「臓象学」「経絡学」も、まさにこの「易学」的発想から説いて参ります。

 

 筆者の課題としては、「人体空間論」に始まり、より完成度の高い理論構築で終わりたい、そこを目指したいと考えています。

 

 例えば、李時珍(1518-1593)は十二経絡がいっぱいになってあふれ出る所が奇經八脉と概念づけています。

 ところが「易学」的観点からみると、奇經八脉は十二経絡概念とは認識の視点が異なることが分かります。

 

 専門用語を用いますと、太極定位が異なるということです。

 

 筆者は、奇經八脉は十二経絡とは異なる太極を用い、人体をダイナミックな空間として認識したものであると捉えています。

 

 このような奇經八脉概念で心包論・三焦論を眺めると、さらに見えてくるものがあります。

 臨床の幅が、グッと広がります。

 

 このような内容を、初回の基礎講座で講義する予定でおります。

 

 我々講師陣全員、あらゆる病に対処できる医療人・鍼灸師を目指し、自ら学びの手を休めることなく追及し続けています。

 その歩みを、講座参加者全員の 気の交流 を通じて共有したいと願っております。

 

 また、4月以降も「鍼道 一の会」参加応募は引き続き受け付けておりますので、興味を感じられた方、どうぞ奮ってご応募ください。

 

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