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ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

三才思想①ー理想と現実

東洋医学の基本的な考えに、天人合一思想というものがあります。 天人合一の「天」とは大宇宙・大自然のことで、「人」とは小宇宙・小自然のこと。 自然界の気の動きや変化の法則は、それはそのまま人間にも当てはまるという考えです。 つまり人間をミクロコ…

誇りについて

我々東洋医学をやってる人間は、中国や日本の古典に触れる機会が多いのですが、それらに触れていると、時折著者の『誇り』のようなものを感じるんです。 誇りって、自慢じゃないですよね。 これは、明確に別物です。 誇りと優越感、優越感は劣等感の裏返しで…

なぜ漢字なのか

5月14日、「一の会」基礎講座でお話しした内容の一部です。 あちこちでセミナーをやっていて、いつも気になることがあります。 いくつかあるうちのひとつに、漢文どころか漢字そのものが苦手という人が以外と多いことです。 そこで「一の会」でちょっと実験…

動画「表寒の証と局所治療」

『鍼道 一の会』事務局スタッフの大上です。 先日 書かせていただいた活動報告 新年度 <臨床講座>スタート! - ブログ『鍼道 一の会』 の中で少し触れましたが・・・ 外邪を考慮せずに局所治療を行うと、(たとえば)どのようなことが起きるのか? という…

2017年度 - 年会員用 : 臨床講座の動画・配布教材アドレス集

以下は、『鍼道 一の会』の2017年度・年会員用コンテンツへのリンク集です。会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。 ● 配布教材置き場【臨床講座用 Google ドライブ】 ● 【冒頭あいさつ・提言】 ● 第1回(4月26日開催) 弁証と四診(担当:稻…

2017年度 - 年会員用 : 基礎講座の動画・配布教材アドレス集

以下は、『鍼道 一の会』の2017年度・年会員用コンテンツへのリンク集です。会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。 ● 配布教材置き場【基礎講座用 Google ドライブ】 ● 【開講のあいさつ・提言】 ● 易学(講師 : 永松周二) 第01回【周易の…

新年度 <臨床講座>スタート!

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 先日4/23に行いました「鍼道 一の会」東洋医学講座【臨床講座】についてレポートさせていただきます! 基礎講座に引き続き、春らしい好天の中でスタートを切ることができました。 今年の臨床講座のテーマは、『心…

新年度スタート!<基礎講座>

春爛漫、晴天にも恵まれました4月16日(日)、『鍼道 一の会』は新しいメンバーをお迎えして2017年度をスタートしました。 毎年恒例の冒頭提言、今年は金澤代表、永松副代表、稻垣学術部長の三つ巴で行いました。 内容は動画にてご覧ください(約10分です) …

新年度に向けて

桜の満開時期もピークを過ぎ、みなさま、新たな気持ちで新年度スタートを切っておられると思います。 「鍼道 一の会」も、多数の参加応募の方々を迎え、いよいよ今月16日(日)基礎講座からスタートいたします。 それに向けて昨日13日午後、幹部講師会議を行…

卜占と医学

このところ、易についてつらつら思うこと、心に思い浮かんで来ることをランダムに書き連ねたいと思います。 前期「一の会」臨床講座で、医学は占いに起源をもって今日に至っている。しかもその占術は、現代行われている四診にもつながっていることを講義しま…

江見先生 望診セミナー

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 活動報告が続きます(*^^*) 先日、3/12に【専門学校 大阪医専】において、こちらの教員であり「鍼道 一の会」メンバーでもあります 江見木綿子先生が、卒業生&在校生対象のセミナーをされるということで! また、…

2017.3.12 活動報告 「鍼灸師のための勉強会」大阪医療技術学園専門学校にて

本日13時より、金澤先生のセミナーが開催されました。 大阪医療では、今期3回目、最後のセミナーとなりましたが、前回の参加者に加えて、新しい参加者も参加していただきました。 臨床に必要な最低限の知識と解説をしながらの臨床実技と言う、極めてシン…

「不妊」と聞いて、東洋医学で何を思うべきか。

国家試験合格レベルの鍼灸師なら、「不妊」と聞けば「腎虚だな」と考えることでしょう。 「腎虚」とは何か 「腎虚」という言葉は、「腎」という部分で場所を、「虚」という部分で状態を表しています。 「腎」は、東洋医学における内臓の一つで、生殖能力も含…

恬惔虚無って?続編

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 昨日のブログを書いてから・・ どこか悶々としている自分がいました。 その自分が、 「いや、恵子さん、やっぱりこだわりは必要やで?」 とか、、 「こんどは 恬惔虚無になる ことにこだわってるんちゃうん?」 …

恬惔虚無って?

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 今日から3月!・・・ 一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる三月(さんげつ)去(さ)る っていう言葉の意味を実感しています! なんだかんだとバタバタしている間に、2月が逃げて行ってしまったような感じ…

閑話 - 漢方は毒?(最終回)

これまでの稿で筆者が皆様にお伝えしたいことは、本来、鍼や漢方が内包している素晴らしい世界を少しでも知って頂き、みなさまのお役に立てて欲しいとの思いからです。 それとともに、漢方や鍼を含む東洋医学は『体にやさしい』『副作用がない』などというイ…

閑話 - 漢方は毒?(5)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) 閑話ー漢方は毒?(4) ↑ 前回の続きです。 前回までは、『瞑眩(めんげん)』とよばれる好転反応について書いてきました。 今回は、いわゆる風邪を例にして、どのように瞑眩を起こ…

閑話 - 漢方は毒?(4)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) ↑ 前回の続きです。 今回は、戦争で邪気に勝てると確信を持ち、一気に勝負に出でるとどうなるの?といういうところまでお話ししました。 一見悪化したかのような、激しい症状が起きま…

閑話 - 漢方は毒?(3)

閑話 - 漢方は毒?(1) 閑話 - 漢方は毒?(2) ↑ 前回の続きです。 漢方は、じっくりじんわり効いてくる? 長く服用しないと効果が現れない? まことしやかに、広く世間で流布している漢方薬のイメージについて書いて参りました。 結論から言えば、確…

易学って・・

『鍼道 一の会』事務局スタッフの大上です。 今日は、当会の副代表であります永松周二先生の投稿をシェアしたいと思います! 永松先生は『鍼道 一の会』東洋医学講座において、《易学》講義を担当してくださっています。 易学って・・・ 難しいですよね? や…

閑話 - 漢方は毒?(2)

前回のブログで、漢方薬は毒だと古典に記されていることをお伝えいたしました。 ↓ 閑話 - 漢方は毒?(1) 大半の方は漢方薬は「身体にやさしい」あるいは「副作用が無い」というイメージをお持ちじゃないでしょうか。

閑話 - 漢方は毒?(1)

山茶花 本日より、Hatena Blog に引っ越して参りました。 少々勝手が違うので戸惑い気味ですが、まあ、その内に慣れますでしょう。 前回、「鍼は危険・有害」だからこそ効くのだと申し上げました。 ↓ 『鍼ってなぜ効くの?』 今回も少々過激な表題ですが、い…

閑話 - 鍼ってなぜ効くの?

立春も過ぎ、公園に子供達も帰ってくる頃 『鍼はなぜ効くか』 単純で素朴な問いですが、調べてみると意外と明確にスパッと答えられているものが見当たらないんですよね。 答えは、単純明快。 鍼は、危険で有害だからです。

春の気?

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 立春を過ぎましたね。まだまだ寒い日が多いですが、これから温かい春がやってくると思うと、気持ちがワクワクしますね! うちの娘は立春過ぎから3日連続、おねしょをしました^^;(この出来事自体はワクワクしま…

閑話 - こころの形と五臓の形

お昼に温かいお蕎麦を頂いて、暖かい書斎でつらつらと執筆してると、な~んとなくボ~としてきますね。 で、信号のない泉北1号線をバイクでひとっ走り。 頭がキーンと痛くなりましたが、強制的にリフレッシュ。 さてさて、唐突ですが「こころ」に形って無い…

閑話 ー 経絡ってね・・・?

本日は全国的に休日ですね。 今日、天気は良いのですが、あまりの寒さにひるんで書斎にこもってます。 暖かい部屋、しあわせですねぇ~。 で、来年度「一の会」臓腑経絡学の教科書を執筆中であります。 ちょっと休憩、閑話。 ところで、針灸家の常識でありま…

親切・・・「一の会」特別講座に際して

親切って、親を切ること? 切とは、ぴったりと相手に寄り添うことの字義があります。 親が子を思う気持ちと、子の思いとを一にして、ぴったりと寄り添うことを親切というのですね。 東洋医学では、患者に直接触れて候うことを切診と申します。 切診とは、実…

2016年度 第11回特別回「一の会・東洋医学講座」活動報告

鍼道 一の会スタッフの大上です。 あっという間にもう2月。 昨年4月から始まりました今期の東洋医学講座も、おかげさまで無事最終回を迎えました。 ついこの間始まったばかりのような気がしますが・・(^_^;) 過ぎていく一日一日を大切に過ごしたいと改めて…

少陰病について

今月の鍼道・一の会『東洋基礎医学講座』では、私・稲垣は、『中医学』の「不内外因」と『傷寒論』の「少陰病」を題材にしました。 この記事では、冬という季節柄、傷寒論の少陰病について、講義内容を紹介してみたいと思います。 対象は、専門家を想定して…

活動報告(ダイジェスト動画)―「鍼灸師のための勉強会」 大阪医療技術学園専門学校にて―

早いもので、もう12月。今年も残すところあとひと月となりました。 先日11月27日(日)に、大阪医療技術学園専門学校において行われましたセミナーの様子を、約14分のダイジェストにまとめました。 今回のテーマは、『鍼はこんなにも効くんだ!』 『鍼って面白…

ランの花と明日の症例

一雨ごとに冬に近づいていくのでしょうか。 次第に寒さを意識するようになって参りました。 昨日、ランの花の贈り物が治療所に届きました。 この数年、毎年この時期に贈ってくださる方からです。 かつて息子さんがクローン病で来院し、約10ヵ月で完治してか…

天体が人体に及ぼす作用

雨上がりの朝 私たちの生活の場は、天体と地球の間にあり、天体から受ける大きな作用を、普段あまり意識することなく暮らしている人も多いのではないでしょうか。 その反面、星座や星の位置関係が、人の心身に影響すると考えられている、星占いに関心を持っ…

暦の基本的な理解・・・<素問・六節蔵象論>より

初秋 まだまだ鮮やかな花々が楽しめます 「一の会」では、内経医学の天人合一思想を中心軸に据えて参加者、講師ともに学びを進めております。 この天人合一の観点から易学と五運六気を医学に応用すべく、永松周二先生に講義して頂いているのですが、まずは基…

国際東洋医療学院 OB会セミナー

10月2日、国際東洋医療学院のOB会へ行ってきました。 一の会幹部総出の、本年度・第一回目のセミナーでした。 今回もまた、「一の会」でお伝えしていることの一端を、みなさまにお話しする内容となりました。 受講者の方々には、東洋医学で人を診るとはどう…

2016年度 第5回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告

朝晩が涼しく感じられ、秋めいてきたかと思ったのも束の間、台風に伴う熱気と湿気。。季節が逆戻りしたかのようですね。 8月28日の臨床講座当日も、朝は爽やかに感じられたのですが、徐々に湿度の高さを感じる気候となりました。 湿度が高いと、やはりだ…

背部兪穴と胸腹部募穴(4) 鍼灸と湯液の着眼点の相違

これまで、背部兪穴と腹部募穴について稿を重ねてきました。 この稿では、湯液と鍼灸の着眼点の相違を明確にすることで、鍼灸医学の独自性を高めることをコンセンサスに記述致します。 募穴の存在する腹部は、腹証として湯液家の聖典、『傷寒論』に詳細に記…

背部兪穴と胸腹部募穴(3) 前後の気の動き

これまで、背部兪穴(後)と胸腹部募穴(前)の性質の違いとその用い方について述べて参りました。 今回は、前後の気の動きについて解説いたします。 つまり兪穴と募穴間の、気の動きです。 先ずは『難経六十七難』に、兪募穴についての記載がありますので、…

2016年度 第5回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告

夏、真っ盛りですね。今年の夏は朝晩が涼しく、比較的過ごしやすいと感じるのですが、皆様いかがでしょうか。夏の過ごし方については、こちらのブログも参考になさってください。⇒ 鍼灸医学の懐 ~四気調神大論(二)-夏・生活の要点~ さて第5回基礎講座、…

背部兪穴と胸腹部募穴(2)兪穴について

前回は身体前面・陽明部位に在る募穴について述べましたので、今回は背部兪穴について解説いたします。 先ず、兪穴の「兪」の意味を明確にしてみましょう。 兪は、舟(月)と余とを組み合わせた形。 舟は盤の形、余は把手(とって)のついた手術刀の形で、こ…

2016年度 第4回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告

いよいよ夏本番ですね。 7月中は朝晩、秋のような爽やかさを感じていましたが、臨床講座を行いました24日当日は、急にムッとするような湿気を感じる気候となりました。 湿気は陰邪であり、陽気を阻みがちになるので、睡魔が現れやすくなります。 が、今回…

背部兪穴と胸腹部募穴(1)募穴について

ここでは、腹部募穴と背部兪穴の違いを明確にし、臨床応用に役立てることをコンセンサスとして書きます。 まず大極両義の陰陽関係から説いていきます。 <淮南子・天文篇>では、天地創造について述べられていますが、その一節が重要ですので、記載しておき…

2016年度 第4回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告

第4回目の基礎講座は、南森町にあります「大阪医療技術学園専門学校」の教室をお借りして、開催させていただきました。 場が変わると新鮮な気持ちになります。『場』の力って、大切だなーと、改めて感じた次第です。 そして当日は、まだ梅雨が明けきってい…

2016年度 第3回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告

どんよりした梅雨空から一転、7月に入るや否や、ここ大阪はまさに酷暑という言葉がぴったりくる気候となってまいりました。 第三回の「一の会・東洋臨床医学講座」は、先日6月26日、そんな梅雨空の晴れ間を狙ったかのような、爽やかな気候の元で行われました…

一般公開動画 「学ぶということ」

2015年度 『一の会・東洋医学基礎講座』より~ 学ぶということ ~ 古典を背景とした『一の会』も、2016年度で3期目を迎えました。 これを記念して、昨年度基礎講座の冒頭、金澤の講義を公開しました。 意欲的に学んでおられる多くの有資格者、これから…

2016年度 第2回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告

このところ、月日の経つのがとても早く感じます。 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 「一の会・東洋医学講座」の様子を少しでもリアルにお伝えしようと思い、動画編集を手掛け始めたのですが、慣れないせいもあって、あっという間に時間が過ぎてしまい…

2016年度 - 年会員用 : 臨床講座の動画・配布教材アドレス集

以下は、第3期『一の会』の2016年度・年会員用コンテンツへの URL です。 会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。● 配布教材置き場 【臨床講座用 Google ドライブ】● 時事講義 第01回【陰極陽極と五兪穴】 第02回【補瀉論 Ⅰ】 第03回【舌診学…

2016年度 - 年会員用 : 基礎講座の動画・配布教材アドレス集

以下は、第3期『一の会』の2016年度・年会員用コンテンツへの URL です。 会員の利便性のため、このブログにも掲載しております。● 【開講のあいさつ】● 配布教材置き場 【基礎講座用 Google ドライブ】● 易学基礎 (講師 : 永松周二) 第01回【無極からまた…

2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告

桜が散り、ツツジとハナミズキがきれいに映える、春爛漫の季節となって参りました。 学生たちも、新しい制服・新しい環境に少しずつ慣れてきたのではないでしょうか。 「一の会」にも、今年鍼灸学校を卒業し、鍼灸免許を取得された初々しい先生方もご参加下…

2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告

新学期も始まり、真新しいランドセルを背負った子供たちを多く見かける季節になりました。 「一の会」もまた、新しい面々が加わり第三期がスタートしました。 会の冒頭、金澤代表は次のように話されました。 不幸なことに九州の地震が続く中での講義。具体的…

引きつけ直前・・・陽明病の常と変

色鮮やかな季節ですねぇ 昨日は『一の会 基礎講座』の年度最終回でした。 参加者の皆様、お疲れさまでした。 次年度は、いよいよ臨床実技を豊富に盛り込んで参りますので、みんなで真剣に、かつワイワイやりましょう。 ところで12日(土)にもうすぐ7歳に…