ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

筆者 : 金澤秀光

活動報告ー11月基礎講座

立冬を過ぎ、暦の上では冬が始まりましたね。 ここしばらく投稿をお休みさせて頂いていましたが、今回から改めて、充実の内容をお伝えいたします! 先日11/12に開催しました東洋基礎医学講座の活動報告です。 これまでにも何度か申し上げておりますように、…

国際東洋医療学院 OB会セミナー(第2回目)

9月24日、大阪は岸和田にあります 国際東洋医療学院 のOB会セミナーに行ってまいりました。今回は、全3回シリーズの第2回目となります。 だんじりの試験引きでもあったのでしょうか、国道が渋滞していまして、少々焦ってしまいました。 さて、OB会とは…

活動報告ー9月基礎講座

あっという間にもう9月。 今年度の「鍼道 一の会」東洋医学講座も、後半戦に突入いたしました。 夏休み明けの最初の日曜日は、爽やかな秋晴れの元、第6回基礎医学講座を執り行いました。 トップは永松副代表によります「易学」 導入は、ご自身の今朝の体調…

国際東洋医療学院 OB会セミナー

8月27日、大阪・岸和田市に在ります国際東洋医療学院にて、OB会様よりお声かけいただいたセミナーを行ってまいりました。 東洋医学的な鍼を限りなく追及する「鍼道 一の会」幹部、金澤・永松・稻垣・江見の4名で行ってまいりました。 いつ来ても、気持ち…

活動報告ー8月臨床講座

今回の臨床講座は、南森町に在ります大阪医療技術学園専門学校の実技室をお借りして開催させていただきました。 冒頭講義は、<腹診・背診術概論> 久々に金澤が講義いたしました。 金澤が、「では、始めます!」って言いますと、いつもと違って全員起立! …

活動報告ー8月基礎講座

8/6(日)に開催しました「鍼道 一の会」東洋基礎医学講座。 講座の日が近づくにつれ、台風の動きが気になっていたのですが、幸いにも当日は快晴! 快晴、そして猛暑の一日となりました。 参加者のお顔を拝見していると、夏の陽気を受けてほんのりと上気し…

活動報告ー7月臨床講座

梅雨も明け、いよいよ夏本番となって参りました。 7月の「鍼道 一の会」臨床医学講座、学生諸君は試験期間中にも関わらず参加してくださいました。 冒頭の講義は『脈診術』。 成長著しい江見木綿子先生が講義して下さいました。 脈診って聞くだけで、難しい…

活動報告ー7月基礎講座

数日前から蝉が鳴き始めましたねぇ。 梅雨明け間近といった感じでしょうか。 さて、7月9日(日)、『鍼道 一の会』2017年度第4回基礎講座を開催しました。 全体として、基礎とはいえかなり高度な内容になったと、筆者金澤は感じております。 まずはこ…

活動報告ー6月臨床講座

すっかり梅雨模様となりました6月26日(日)、『鍼道 一の会』第3回臨床講座を行いました。 今回は、望診術の中から 顔面の気色診と舌診を取り上げ、基礎的な解説と実技を行いました。 冒頭は大阪医専 東洋医学部・鍼灸学科 教員の江見木綿子先生による…

活動報告―5月臨床講座

5月28日の臨床講座、今回のテーマは『問診』。 稻垣学術部長が終始座長を勤めました。 問診は、何を基準として問うていけばよいのかを解説し、八綱(陰陽・表裏・寒熱・虚実)を確定するために何をどのように意識的に問いかけていけば良いのかを解説。 これ…

三才思想③-霊性とは

三才思想①-理想と現実 三才思想②-神と生命 前回までのお話し↑ 前回では、宇宙の霊妙不可思議な働き=『神』について書きました。 要約すると、『神』というのは、いくら頭で考えて理解しようとしても無駄ですよ、自ら『神』であることを自覚して、直観で感…

三才思想②ー神と生命

三才思想①-理想と現実 前回までのお話し↑ さて、この天人地=上中下の三才ですが、これに東西南北中央を当てはめると、空間の出来上がりです。 さらに春夏秋冬の四季を加えますと、時系列で空間の変化を観察することが出来ます。 これを人体と相関させると…

三才思想①ー理想と現実

東洋医学の基本的な考えに、天人合一思想というものがあります。 天人合一の「天」とは大宇宙・大自然のことで、「人」とは小宇宙・小自然のこと。 自然界の気の動きや変化の法則は、それはそのまま人間にも当てはまるという考えです。 つまり人間をミクロコ…

誇りについて

我々東洋医学をやってる人間は、中国や日本の古典に触れる機会が多いのですが、それらに触れていると、時折著者の『誇り』のようなものを感じるんです。 誇りって、自慢じゃないですよね。 これは、明確に別物です。 誇りと優越感、優越感は劣等感の裏返しで…

新年度に向けて

桜の満開時期もピークを過ぎ、みなさま、新たな気持ちで新年度スタートを切っておられると思います。 「鍼道 一の会」も、多数の参加応募の方々を迎え、いよいよ今月16日(日)基礎講座からスタートいたします。 それに向けて昨日13日午後、幹部講師会議を行…

卜占と医学

このところ、易についてつらつら思うこと、心に思い浮かんで来ることをランダムに書き連ねたいと思います。 前期「一の会」臨床講座で、医学は占いに起源をもって今日に至っている。しかもその占術は、現代行われている四診にもつながっていることを講義しま…

閑話 - 漢方は毒?(最終回)

これまでの稿で筆者が皆様にお伝えしたいことは、本来、鍼や漢方が内包している素晴らしい世界を少しでも知って頂き、みなさまのお役に立てて欲しいとの思いからです。 それとともに、漢方や鍼を含む東洋医学は『体にやさしい』『副作用がない』などというイ…

閑話 - 漢方は毒?(5)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) 閑話ー漢方は毒?(4) ↑ 前回の続きです。 前回までは、『瞑眩(めんげん)』とよばれる好転反応について書いてきました。 今回は、いわゆる風邪を例にして、どのように瞑眩を起こ…

閑話 - 漢方は毒?(4)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) ↑ 前回の続きです。 今回は、戦争で邪気に勝てると確信を持ち、一気に勝負に出でるとどうなるの?といういうところまでお話ししました。 一見悪化したかのような、激しい症状が起きま…

閑話 - 漢方は毒?(3)

閑話 - 漢方は毒?(1) 閑話 - 漢方は毒?(2) ↑ 前回の続きです。 漢方は、じっくりじんわり効いてくる? 長く服用しないと効果が現れない? まことしやかに、広く世間で流布している漢方薬のイメージについて書いて参りました。 結論から言えば、確…

閑話 - 漢方は毒?(2)

前回のブログで、漢方薬は毒だと古典に記されていることをお伝えいたしました。 ↓ 閑話 - 漢方は毒?(1) 大半の方は漢方薬は「身体にやさしい」あるいは「副作用が無い」というイメージをお持ちじゃないでしょうか。

閑話 - 漢方は毒?(1)

山茶花 本日より、Hatena Blog に引っ越して参りました。 少々勝手が違うので戸惑い気味ですが、まあ、その内に慣れますでしょう。 前回、「鍼は危険・有害」だからこそ効くのだと申し上げました。 ↓ 『鍼ってなぜ効くの?』 今回も少々過激な表題ですが、い…

閑話 - 鍼ってなぜ効くの?

立春も過ぎ、公園に子供達も帰ってくる頃 『鍼はなぜ効くか』 単純で素朴な問いですが、調べてみると意外と明確にスパッと答えられているものが見当たらないんですよね。 答えは、単純明快。 鍼は、危険で有害だからです。

閑話 - こころの形と五臓の形

お昼に温かいお蕎麦を頂いて、暖かい書斎でつらつらと執筆してると、な~んとなくボ~としてきますね。 で、信号のない泉北1号線をバイクでひとっ走り。 頭がキーンと痛くなりましたが、強制的にリフレッシュ。 さてさて、唐突ですが「こころ」に形って無い…

閑話 ー 経絡ってね・・・?

本日は全国的に休日ですね。 今日、天気は良いのですが、あまりの寒さにひるんで書斎にこもってます。 暖かい部屋、しあわせですねぇ~。 で、来年度「一の会」臓腑経絡学の教科書を執筆中であります。 ちょっと休憩、閑話。 ところで、針灸家の常識でありま…

親切・・・「一の会」特別講座に際して

親切って、親を切ること? 切とは、ぴったりと相手に寄り添うことの字義があります。 親が子を思う気持ちと、子の思いとを一にして、ぴったりと寄り添うことを親切というのですね。 東洋医学では、患者に直接触れて候うことを切診と申します。 切診とは、実…

ランの花と明日の症例

一雨ごとに冬に近づいていくのでしょうか。 次第に寒さを意識するようになって参りました。 昨日、ランの花の贈り物が治療所に届きました。 この数年、毎年この時期に贈ってくださる方からです。 かつて息子さんがクローン病で来院し、約10ヵ月で完治してか…

天体が人体に及ぼす作用

雨上がりの朝 私たちの生活の場は、天体と地球の間にあり、天体から受ける大きな作用を、普段あまり意識することなく暮らしている人も多いのではないでしょうか。 その反面、星座や星の位置関係が、人の心身に影響すると考えられている、星占いに関心を持っ…

暦の基本的な理解・・・<素問・六節蔵象論>より

初秋 まだまだ鮮やかな花々が楽しめます 「一の会」では、内経医学の天人合一思想を中心軸に据えて参加者、講師ともに学びを進めております。 この天人合一の観点から易学と五運六気を医学に応用すべく、永松周二先生に講義して頂いているのですが、まずは基…

背部兪穴と胸腹部募穴(4) 鍼灸と湯液の着眼点の相違

これまで、背部兪穴と腹部募穴について稿を重ねてきました。 この稿では、湯液と鍼灸の着眼点の相違を明確にすることで、鍼灸医学の独自性を高めることをコンセンサスに記述致します。 募穴の存在する腹部は、腹証として湯液家の聖典、『傷寒論』に詳細に記…