ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

143.陽明病 229条 小柴胡湯

【二二九条】

陽明病、發潮熱、大便溏、小便自可、胸脇滿不去者、與小柴胡湯。方十六。

陽明病、潮熱を發し、大便溏(とう)し、小便自(おのずか)ら可(か)なり、胸脇滿ちて去らざる者は、小柴胡湯を與う。方十六。

 陽明病ですから、「胃家実」で潮熱が現れている。

 ところが大便溏ですから、泥状便で小便には異常がないので、単純に承気湯を用いることが出来ません。

 ところが胸脇が満でなかなか治らないものには、小柴胡湯を与えてみなさい、という程の意味だと思います。

 そうしますと、冒頭に陽明病とありますが、陽明と少陽の合病・併病であると判断して差し支えないのではと考えられます。

 この最後の「与小柴胡湯」は、「小」を除いて柴胡湯にするのが良いと思いますが、どうでしょうか。

 つまり、大柴胡湯去大黄加減、柴胡加芒硝湯などです。

 以下を参照して頂ければと思います。

 70.太陽病(中)96条 小柴胡湯

 75.太陽病(中)103条 大柴胡湯 大黄の去加

 81.太陽病(中)104条 柴胡加芒硝湯