ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

177.少陰病 313条 半夏散及湯

【三一三条】

少陰病、咽中痛、半夏散及湯主之。方十二。

少陰病、咽中(いんちゅう)痛むは、半夏散(はんげさん)及び湯之を主る。方十二。

  単純な方剤ですが、桂枝甘草湯というのがありましたね。

54.太陽病(中)64条 桂枝甘草湯ー心陽虚?

 奔豚気のように、気が上衝するのですね。

 そして半夏の配剤により、痰もまた上衝して鬱し、咽痛となっていると分かります。

 しかも、半夏散及湯が、なぜ少陰病位に記されているのだろうという疑問が残りますね。

 甘草湯、桔梗湯、苦酒湯、そして半夏散及湯と咽痛に関する条文が続いています。

 今回は、これまで。

〔半夏散及湯方〕

半夏(洗) 桂枝(去皮) 甘草(炙)

右三味、等分、各別擣篩已、合治之、白飲和服方寸匕、日三服。若不能散服者、以水一升、煎七沸、内散兩方寸匕、更煮三沸、下火令小冷、少少嚥之。半夏有毒、不當散服。

半夏(洗う) 桂枝(皮を去る) 甘草(炙る)

右三味、等分し、各々別に擣(つ)き篩(ふるい)い已(おわ)り、合して之を治め、白飲(はくいん)もて和して方寸匕(ひ)を服し、日に三服す。若そ散服すること能わざる者は、水一升を以て、煎ずること七沸、散兩方寸匕を内れ、更に煮ること三沸、火より下(おろ)し小(すこ)しく冷やさしめ、少少之を嚥(の)む。半夏毒有り、散服するに當(あた)らず。