ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

182.少陰病 319条 猪苓湯

【三一九条】

少陰病、下利六七日、欬而嘔、渴、心煩、不得眠者、猪苓湯主之。方十八。

少陰病、下利すること六、七日、欬して嘔し、渴し、心煩して眠ることを得ざる者は、猪苓湯之を主る。方十八。

 少陰病で6・7日も下利が続いて、果たして熱証の猪苓湯になるものなのかという疑問がまず最初に生じます。

 猪苓湯は、下焦で水と熱が結んだものでした。

 140.陽明病 223・224条 猪苓湯

 この点に関して<類聚方広義>には、猪膚湯の誤りであると述べています。

 174.少陰病 310条 猪膚湯

 一般的な解釈では、下利によって津液が失われ、元々伏していた下焦の熱が盛んになって上焦に突き上がった状態とされています。 

 この辺りは、臨床経験不足によって、明確に判断しかねるところです。

 みなさまは、いかがお考えでしょうか。