ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。

活動報告ー8月基礎医学講座

 猛暑が続いている今年の夏。

 8月5日、この日も酷暑という表現が相応しいほどの暑さの中、開催させていただきました「鍼道 一の会」東洋基礎医学講座のレポートです。

 

  まずは、この暑さもなんのその、元気いっぱいの永松副代表による「易学」講義から

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 前回は、「混沌」から「太極」の立て方。そして両儀、四象、八卦までの流れを講義して頂きました。もうすでに八卦と五臓だけでなく、日常の現象においてイメージできる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 今回は、すでに説かれた太極の立て方を、実際の日常にどのように応用していけばいいのか講義下さいました。

 参加者のみなさま全員に 実際に太極を立てていただき、両儀から四象まで陰陽を分割し、終始・循環の考えを織り交ぜて変化を捉えることに主眼を置いての講義となりました。

 

 参加者の方が抱えている日常の諸問題を題材として、筆者もちょこっと参加させて頂きました。 

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  筆者、頭を丸めて座禅着を初披露。なんちゃって僧侶ですが…先ずは形から。

 

 太極を定めた後は、天地・南北が定まり、左右・東西が自然と定まります。

 天地の間、上下左右で昇降の気が動くのですから、これに法り問題解決を図れば良い訳です。

 筆者は、六十四卦のすべてに通じるところまでは程遠いのですが、四象レベルの単純なモデルでも十分、複雑な問題解決の糸口が見つけられると感じました。

 

 続きましては、江見木綿子先生による「臓象学」

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  江見先生、この酷暑にもかかわらず、パッと花咲くような華やいだイメージがしました。実はつい先日、誕生日を迎えたばかり。何かご自身の中で、ひらめくものでもあったのでしょうか。

 

 今回は、腎・膀胱の臓象でしたが、「一の会」教科書を予習してきていることを前提に、押さえておくべき要点と江見先生独自の臓象イメージを披露してくださいました。

 

 

 そして午後の休憩をはさんで、永松先生による「身体学」

 (参加者に混じって、筆者も楽しくやってましたので、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。)

 

 今回感じたことは、身体の動作・所作と呼吸を意識することの重要性です。

 呼吸と動作、なかなか文字で表現することが難しいですが、会場はエアコンが効いている中、皆さんの熱気で熱く盛り上がりました。

 

 そして続くはこのお二人。

 江見木綿子先生と新妻裕希先生による「経絡学」

 新妻先生は「鍼道 一の会」2年目。新進気鋭かつフレッシュで、これから伸びようとする肝気盛んな気を十分に感じさせてくれます。

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 経絡流注の漢文は、参加者のみなさまに順次 読み下して頂きました。

 緊張感漂う、いい感じになりました。

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 永濱先生と高橋先生。両先生の真剣なまなざし。

 和やかさの中に真剣さを漂わせながら、経絡学は終了。

 

 江見先生と新妻先生のナイスペア。

 お二人ともいいお顔なさってます。

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 筆者は、お二人に講義をお任せして後ろから見ておりましたが、「経絡学」は古典の踏襲はもちろん、それを前提にしながらまだまだ臨床に基づいて発展させることが出来る余地が大いにあると感じさせられました。

 

 それを具体化するかのように、続いては稻垣座長による「稻垣流鍼灸医学臨床論」

 

 通常行っております「一の会式・東医理論」の番外編と銘打って、座長が半生をかけて培って来た「稻垣流脈診術とその治療」に至るまでの経緯を精密に講義。

 次回8/26に行います臨床医学講座の事前講義として行いました。

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 稻垣座長はとにかく写真が撮りにくいのです。

 と、言いますのは、講義中 目を閉じて内面世界と常に照合しているので、「目が開いている」瞬間が少ないのです。

 一見、理論派でありながら、常に心中の感覚と照らし合わせながら言語化しているのです。

 頭脳派に見えて、実は感覚派なのですね、稻垣座長は。

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 詳細をここに記すことは致しませんが、「難経」で言わんとする 五臓の脈 と 三才 の組み合わせ理論、またその臨床などは、おそらくこれまで誰も気付かなかったところではないでしょうか。
 

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 病を治すことが出来てこその理論。

 ここに至るまで紆余曲折はあったにしても、一定の治療成果を実感として手に入れた稻垣座長の喜びは、参加者のみなさまにも十分に伝わったと筆者は感じています。

 実際、参加者のアンケートからは、もっと古典に触れたいという感想が多数寄せられています。

 

 次回、8月26日の臨床医学講座では、午後より稻垣流臨床の実際を。

 また、その日の午前中には ご縁により草薙龍瞬先生をお迎えし、ご講演をしていただく予定です。

 さてさて盛りだくさんの一日になりそうです。^^

 

 

 

 次回、『鍼道 一の会』東洋臨床医学講座は8月26日(日)です。

(大阪・南森町の大阪医療技術学園専門学校実技室をお借りして、開催させていただきます。)

 

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