ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。当ブログ内の一切の著作権は一の会に在ります。流用される方はご一報ください。

大腸の臓象

肺と大腸は表裏関係であることは、どなたも十分ご承知のことだと思います。 では、上焦に位置する肺の臓と、下焦に位置する大腸の腑の生理的整合性をどのように捉えるかが重要なことになって参ります。 しかも手の陽明大腸経は主に、上焦に流注していながら…

肺の臓象

肺の臓は、植物の葉に象られています。 葉と言えば、風で揺らぎます。 風と言えば、肝の臓ですね。 風は、寒熱の気が交流する際に生じます。 まるで連想ゲームのようですが、このように気の動きを先ずはイメージできるようになることが肝要です。 また『気一…

 臓象とは

臓象とは 東洋医学における五臓の概念は、いわゆる「臓器」とは全く別のものであり、「気」を象徴的に描いたものであり、実体の無いものであるという点を、まずはしっかりと認識する必要があります。 黄帝内経を読み解き臨床に応用するには、すでに易学・陰…

四季と人体(1)導入

この度、「鍼道 一の会」基礎医学講座の内容の一部を公開いたします。 内経医学は、天人合一・天人相応思想がその基本中の基本でありまして、伝統医学に法ってこの医学を行おうとするに際しては、暦は必須のものとなります。 この暦を元にしてあらかじめ予測…

局所治療をしない理由

この投稿は、2020年5月に行いました「鍼道 一の会」基礎医学講座で、筆者・金澤がお話しした内容です。 表題は、「局所治療をしない理由」としておりますが、症状は表に現れて来た現象に過ぎないわけです。 現象を引き起こした原因というものが、必ず存在す…

効能はツボ(経穴)に在らず

5月10日より、オンライン講座という形ではありますが、今年度も『鍼道 一の会・東洋医学講座』を開始することが出来ました。 『鍼道 一の会』の長期的な目標の一つには、「鍼灸に関する普遍的な法則の発見と報告により、業界に対して貢献する」というものが…

抗体依存性感染増強(ADE)に関して思うこと

medical.nikkeibp.co.jp 2度目の感染時や、ワクチン接種後の感染時に、かえって重篤な症状を引き起こす「抗体依存性感染増強(ADE)」。 こういうことも知ってしまうと、人によっては、「ワクチンの完成まで耐えても、結局はロシアンルーレットを引かなけれ…

「疫病について その3」

→ 「疫病について その1」 - ブログ『鍼道 一の会』 → 「疫病について その2」 - ブログ『鍼道 一の会』 の続きです。 シリーズ最後の投稿になります。 ご覧いただきありがとうございました。 おまけ画像。日本江戸末期。 『安政箇労痢流行記』(安政5年刊…

「疫病について その2」

→ 「疫病について その1」 - ブログ『鍼道 一の会』 の続きです。 当時といまは、衛生環境も医療施設も大きく異なります。 しかし、地形や、気候、風土に関しては、変わらない部分もあります。 (武漢も大きな河の合流点にある都市です) 大きなイメージで…

「疫病について その1」

はじめまして。川村と申します。 「疫病」についてのおぼえがきを投稿させていただきます。 年末に課題のためにまとめたもので、コロナに絡めて書いたものではありませんが…。 「伝染病」=「疫病(癘気)」ってなんだろう?むかしのひとはどう捉えていたの…

コロナ治療の経済性

ウイルスといえども生物ですから、殺される側からすれば何とか生き延びようとするのは、ある意味当然です。 細菌だってそうです。 殺され続けると、そのうち耐性菌が現れるのはすでに既知・周知のことです。 それでも薬剤での殺菌一本やりがやめられないのは…

コロナの治療

コロナですが、新型といわれてますが、東洋医学的には新型も旧型も無いのですねぇ。 これまで巷で流れてる症状をずっと見てきたのですが、治療に関しては、傷寒論的病態把握と治療法で十分対応できるなと。 風寒の外邪が襲ってると。 この風寒の邪の勢いと素…

講座開催延期のお知らせ

事務局の大上です。 コロナウィルス感染拡大の影響により、 「鍼道 一の会」2020年度東洋医学講座の4月開講分は5月に延期とさせていただくことになりました。 今後の状況により変更があるかもしれませんが、現在決定している日程につきましては以下の…

本年度の振り返り

とってもご無沙汰しています! 『鍼道 一の会』講師の江見木綿子です。 基礎講座の『経絡学』と『臓象学』を担当してます。 現在、世界的感染症の流行でイベントがなくなったり、外出を控えたり。。 春のはずなのに、どうしても内向きの気持ちになってしまい…

肺炎と生薬

新型コロナウィルスへの国家単位での警戒により、旧型コロナウィルスやインフルエンザウィルスなどの流行も減って、2018年は9.4万人だったと言われる肺炎による死者(https://hc.nikkan-gendai.com/articles/270172)が、結果的には近年最少になってくれるこ…

症例検討 3月 臨床医学講座(1)

3月1日は今期第12回目の臨床医学講座。 世はまさに、自粛ムードに突入しようかという状況の中、いつもの 大阪医療技術学園専門学校 の実技室をお借りして開催いたしました。 (この時期、まだ他の教室でも、セミナーやっておられるところありましたねぇ) 午…

2019年度の東洋医学講座を振り返って

こちらではどうもお久しぶりです、『鍼道一の会・東洋医学講座』の座長・稻垣です。 先日、今年度の予定分が、無事に終了しました。 そこで、今年度の内容をボンヤリと振り返っていたのですが、先ほど急に、今年度から講師の一人を務めてくださっている尾関…

膝陽関穴 考(4)完結 沢田流「鍼灸治療基礎学」から

資料画像は、昭和の時代を席巻しました澤田流、「鍼灸治療基礎学」(医道の日本社)からです。 順番に見て行きましょうか。 先ず紫線のところです。 <甲乙経に「禁じて灸すべからず」> <医学入門に「鍼を禁ず」> <甲乙経に「禁じて灸すべからず」> <…

膝陽関穴 考(3) 中国鍼灸穴位通鑑 論考 P1462

再度<中国鍼灸穴位通鑑>の「帰経と穴性」のところを抜粋して再掲します。 帰経と穴性 ① 鼠瘻の寒熱は、還りて寒府を刺す。 <素問・骨空論> ② 膝の外廉痛み、屈伸すべからざす、經痺れ不仁するは、陽関これを主る。<鍼灸甲乙経><備急千金要方><医心…

膝陽関穴 考(2) 中国鍼灸穴位通鑑 P1642より

前回は、<素問・厥論45>に目が留まったことがきっかけで、膝陽関の穴性と言いますか、どのような病態の時に、どのように使えばいいのか、興味が起きてきたことを書きました。 そこでまずは経穴そのものを調べてみることにしました。 参考書は、中国鍼灸穴…

膝陽関穴 考(1) 素問・厥論より

世界は今、新型コロナウイルスで騒然とした世相を呈してますね。 そんな中、アフリカではバッタが大量発生してるとのニュースを目にしました。natgeo.nikkeibp.co.jp 地球規模でいったい、なにが起きてるのでしょうねぇ。 さて先日、江見木綿子先生と<素問…

龍砂開合六気鍼法 by 永松周二先生

本稿は、「一の会」年会員専用サイトで、永松周二先生が投稿してくださっていたものを転写したものです。 公開いたしまして、みなさまのお役に立つことを願っております。 龍砂開合六気鍼法について 五運六氣という思考モデルを用いた、龍砂医学流派が新しい…

新型コロナウイルスと五運六気

この稿の内容は、年会員専用サイトで永松周二先生が投稿してくださったものです。 内容が素晴らしいですので、公開いたします。 五運六気は、筆者の苦手とする所ですが、中国の懐の広さと深さをまざまざと見たような気持になってます。 以下、永松先生の投稿…

新型コロナウイルス肺炎と中医薬

今や世界中が騒然としてます、コロナウイルスによる肺炎。 私たちの周りにも、イベントの中止など、じんわりとその影響が及んできてますね。 各国でその対応が報道される中、やはり中国での中医薬による対応に注目していました。 そしてやっと昨日、ネットで…

第7期 2020年度「鍼道 一の会」東洋医学講座 参加者募集のお知らせ

本年4月より、「鍼道 一の会」東洋医学講座のカリキュラムを新たに致しまして、7期目の講座を開始します。 多くの鍼灸師にとって、教科書や中医書、その他の文献で学び、いざ臨床で用いようとした時に立ちはだかるのが、 「気」をどのようにとらえて鍼を施…

「一の会」教科書

「鍼道 一の会」基礎医学講座で使用しているテキストです。 各臓腑間の気の流れを書き加えた「一の会」独自の臓象図を交えて解説しています。

感情の取り扱い方 活動報告―1月基礎医学講座

2020年最初の基礎医学講座では、かねてより要望がありました「七情」をメインに取り上げました。 七情とは、人に備わっている感情です。その過不足が病因となりうることを、約2000年前に著された<素問・陰陽応象大論>で説いています。 すごいですよねぇ、…

第6回 : 物語をしてみよう 公開動画 全6回

第6回 : 物語をしてみよう

第5回: 証概念と病因 公開動画 全6回

第5回: 証概念と病因

第4回:五臓六腑の立体的生理 公開動画 全6回

第4回:五臓六腑の立体的生理