ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。(当ブログ内の一切の著作権は一の会に在ります。流用される方はご一報ください。)

四時と人間の相関

四季と人体(5) 五節句ー弥生の節句

今回は3月3日、弥生の節句について川村淳子先生が、内経医学の自然と人間との関りという視点から講義してくださいました。 3月3日といえば、女の子のお祭り・ひな祭りがピンと来られる方も多いと思います。 元々は紀元前300年頃、中国で行われていた…

四季と人体(4)五節句ー人日

我々が内経医学に触れる際には、当時の人の目に世界がどのように映っていたのだろうと思いを馳せながら学び進めるのが、個人的意見ですが順当であるように思います。 古代人は自然の移ろいに寄り添うように生きていました。 自然界に逆らっては、生きていけ…

四季と人体(3)五節句

今回は五節句と避邪について。 節句は、節供ともいわれ、神と共に食す行事食の意味合いがあるそうです。 神道で神と人が一緒になって自然の気を取り入れる「直会(なおらい)」という行事がそうですね。 人が無病息災で生きていく願いと季節の節目に行う行事…

四季と人体(2)24節気

昔の人は季節の変化をあらかじめ知るために暦を使っていました。 暦の有益な使い方は様々ありますが、我々東洋医学を行っている者にとっても必要不可欠なものです。 季節の移ろいや天気の状態によって体調や病気・症状が様々に変化する方が実際にいらっしゃ…

四季と人体(1)導入

この度、「鍼道 一の会」基礎医学講座の内容の一部を公開いたします。 内経医学は、天人合一・天人相応思想がその基本中の基本でありまして、伝統医学に法ってこの医学を行おうとするに際しては、暦は必須のものとなります。 この暦を元にしてあらかじめ予測…

三才思想②ー神と生命

三才思想①-理想と現実 前回までのお話し↑ さて、この天人地=上中下の三才ですが、これに東西南北中央を当てはめると、空間の出来上がりです。 さらに春夏秋冬の四季を加えますと、時系列で空間の変化を観察することが出来ます。 これを人体と相関させると…

春の気?

「鍼道 一の会」事務局スタッフの大上です。 立春を過ぎましたね。まだまだ寒い日が多いですが、これから温かい春がやってくると思うと、気持ちがワクワクしますね! うちの娘は立春過ぎから3日連続、おねしょをしました^^;(この出来事自体はワクワクしま…

四時と人間の相関― 4.冬ー蔵

冬 鳥たちはどのように過ごしているのだろう 4.冬ー蔵 冬の季節、すなわち立冬から立春までの3ヶ月を、古来これを閉藏(へいぞう)と言います。秋に収穫したものを、蔵の奥深くにしまい込み、堅く門戸を閉ざすという意味です。 虫もカエルも熊も土中に潜…

四時と人間の相関― 3.秋‐収

自然に、美しく枯れていく3.秋‐収 【秋・・・収める気】 秋の季節、すなわち立秋から立冬までの3カ月を、古来これを容平と言います。春に芽生え、夏に盛んに成長し、秋になって万物が堅く引き締まり、形が定まる季節という意味です。 秋は、下図のように春…

四時と人間の相関― 2.夏-長

夏・・・躍動感あふれる季節2.夏‐長 【夏・・・成長の気】 夏の季節、すなわち立夏かから立秋までの3カ月を、古来これを蕃秀(ばんしゅう)と言います。 天と地の気が最も盛んに交流し、花は咲き栄え、万物が盛んに成長する時期という意味です。 夏は生き…

四時と人間の相関― 1.春‐生

春・・・梅の花1.春‐生 【春・・・生まれる気】 春の季節、すなわち立春から立夏までの3カ月を古来、発陳(はっちん)と言います。 自然界のあらゆるものが表面に出てきて、ゆっくりと動き始めるという意味です。 春は冬の寒気が次第に緩み始め、冬の間に…

四時と人間の相関・・・総論

初冬・・・美しく枯れる 各地域の文化は、それぞれの気候風土に適うように形成されてきた。 文化は、衣食住だけでなく、人々の意識の在り様、方向性まで決定づけます。 人が健康に生活していくためには、とりわけ四時の変化に適う生活が最も大切であるところ…