ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。(当ブログ内の一切の著作権は一の会に在ります。流用される方はご一報ください。)

筆者 : 金澤秀光

膝陽関穴 考(3) 中国鍼灸穴位通鑑 論考 P1462

再度<中国鍼灸穴位通鑑>の「帰経と穴性」のところを抜粋して再掲します。 帰経と穴性 ① 鼠瘻の寒熱は、還りて寒府を刺す。 <素問・骨空論> ② 膝の外廉痛み、屈伸すべからざす、經痺れ不仁するは、陽関これを主る。<鍼灸甲乙経><備急千金要方><医心…

膝陽関穴 考(2) 中国鍼灸穴位通鑑 P1642より

前回は、<素問・厥論45>に目が留まったことがきっかけで、膝陽関の穴性と言いますか、どのような病態の時に、どのように使えばいいのか、興味が起きてきたことを書きました。 そこでまずは経穴そのものを調べてみることにしました。 参考書は、中国鍼灸穴…

膝陽関穴 考(1) 素問・厥論より

世界は今、新型コロナウイルスで騒然とした世相を呈してますね。 そんな中、アフリカではバッタが大量発生してるとのニュースを目にしました。natgeo.nikkeibp.co.jp 地球規模でいったい、なにが起きてるのでしょうねぇ。 さて先日、江見木綿子先生と<素問…

龍砂開合六気鍼法 by 永松周二先生

本稿は、「一の会」年会員専用サイトで、永松周二先生が投稿してくださっていたものを転写したものです。 公開いたしまして、みなさまのお役に立つことを願っております。 龍砂開合六気鍼法について 五運六氣という思考モデルを用いた、龍砂医学流派が新しい…

新型コロナウイルスと五運六気

この稿の内容は、年会員専用サイトで永松周二先生が投稿してくださったものです。 内容が素晴らしいですので、公開いたします。 五運六気は、筆者の苦手とする所ですが、中国の懐の広さと深さをまざまざと見たような気持になってます。 以下、永松先生の投稿…

新型コロナウイルス肺炎と中医薬

今や世界中が騒然としてます、コロナウイルスによる肺炎。 私たちの周りにも、イベントの中止など、じんわりとその影響が及んできてますね。 各国でその対応が報道される中、やはり中国での中医薬による対応に注目していました。 そしてやっと昨日、ネットで…

第7期 2020年度「鍼道 一の会」東洋医学講座 参加者募集のお知らせ

本年4月より、「鍼道 一の会」東洋医学講座のカリキュラムを新たに致しまして、7期目の講座を開始します。 多くの鍼灸師にとって、教科書や中医書、その他の文献で学び、いざ臨床で用いようとした時に立ちはだかるのが、 「気」をどのようにとらえて鍼を施…

感情の取り扱い方 活動報告―1月基礎医学講座

2020年最初の基礎医学講座では、かねてより要望がありました「七情」をメインに取り上げました。 七情とは、人に備わっている感情です。その過不足が病因となりうることを、約2000年前に著された<素問・陰陽応象大論>で説いています。 すごいですよねぇ、…

第6回 : 物語をしてみよう 公開動画 全6回

第6回 : 物語をしてみよう

第5回: 証概念と病因 公開動画 全6回

第5回: 証概念と病因

第4回:五臓六腑の立体的生理 公開動画 全6回

第4回:五臓六腑の立体的生理

第3回:五臓六腑の立体的生理 公開動画 全6回

第3回:五臓六腑の立体的生理

第2回: 気・血・津液 公開動画 全6回

第2回: 気・血・津液

第1回:東洋医学の世界観 公開動画 全6回

公開した動画の日付を見ますと、2013年となっていますのであれからかれこれ約7年の歳月を経たことになります。 視聴者数は1万を超えており、筆者自身非常に驚いているような状況です。 この度、やはりあの全6回の東洋医学理論の動画が今も一番だとおっしゃっ…

四診概論(1)

四診といえば、望んで、聞いて、問うて、触れてと、いわゆる望・聞・問・切の事だとは、おおよそこの業界の人であるなら、だれでもが知りえていることだと思います。 この四診の目的は何か? 最終的には、証を決定して補瀉に集約していく手順であることは、…

活動報告ー4月 臨床医学講座

季節が逆戻りしたかのような寒さでした。 4/28日曜日、天気は晴朗なれど気温低し…といった気候の元、今年度初の臨床医学講座を開催いたしました。 2019年度も、臨床医学講座は、南森町の「大阪医療技術学園専門学校」の実技室をお借りして開催させていただき…

活動報告ー4月 基礎医学講座開始

2019年度、新しく加わった方々を交えて、 気分も新たに「鍼道 一の会」東洋医学講座のスタートを切りました。 初回は、恒例の自己紹介タイムから始まります。 参加者のみなさまの「過去・現在・未来」を語っていただきました。 まずは僭越ながら、代表で…

活動報告ー3月 臨床特別講座

春陽の気に満ち溢れるような3月3日、「鍼道 一の会」2018年度の締めくくりとなる特別講座を開催しました。 今回は、代表である金澤が担当させていただきました。 テーマは「問診と弁証」です。 すでに臨床医学講座では問診について一通りの解説および実践を…

臓腑弁証の要領

2月10日(日)は、今期「一の会」、基礎医学講座の最終回でした。 永松副代表による易学講義、江見木綿子先生による奇経八脉講義。そして稻垣座長による東医理論の講義がそれぞれなされました。 その中で、「一の会」の座長を務めております稻垣順也先生の講…

活動報告ー1月 臨床医学講座

大寒の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。 世間ではインフルエンザが大流行とのこと。皆様、うまく養生して、来たるべき春には良き芽を出せるよう、この時期を過ごして参りましょうね。 さて、先日1月27日、今期第10回目の「鍼道 一の会」東洋臨床医学講座…

活動報告ー12月 臨床医学講座

今期第9回目の「鍼道 一の会」東洋臨床医学講座は12月16日、いつもの大阪医療技術学園専門学校 の教室をお借りして開催いたしました。 今年は暖かいためか、年末という気があまりしませんが、何かとあわただしい中、講座終了から早10日が過ぎてしまいました…

活動報告ー11月 臨床医学講座

二十四節気では「小雪」に入り、朝晩の冷え込みに冬の到来を感じるようになって参りましたね。 そんな中、爽やかに晴れわたりました11月25日、いつもの大阪医療技術学園専門学校 の教室をお借りして、今期第8回目の「鍼道 一の会」臨床医学講座を開催いたし…

活動報告ー11月基礎医学講座

立冬を過ぎ、これからいよいよ冬に向かってまっしぐら・・・という時節ですが、この日は暖かい日差しに恵まれました。 11月11日、「鍼道 一の会」基礎医学講座を開催致しました。 (ちなみに2018年の2+0+1+8を足すとこれまた11になるという、特別なぞろ目の日だ…

陰陽別論篇第七

黄帝が問うて申された。 人に四経、十二従有りというのは、何を言っているのであろう、と。 岐伯がそれに対して、以下のように申された。 肝・心・肺・腎の四経は、四時に応じており、十二従とは、十二月に応じておりまして、十二月は手足の三陰三陽の十二経…

陰陽離合論篇第六

黄帝が問うて申される。 余は、天を陽とし、地を陰とし、日を陽とし、月を陰とする。この天地・日月の陰陽変化で月の大小が生じ、そして三百六十日を一年としてまた循環する。人もまた自然界の陰陽変化に応じていると聞いている。 ところが今、人体の三陰三…

活動報告ー10月 臨床医学講座

朝晩の冷え込みが、冬の到来が近いことを告げているかのようですね。 夏に発散していた気が収斂し、内部の深いところへと「藏」されていく過渡期であることを、自身の身体でも感じている今日この頃です。 さて10月28日、いつもの大阪医療技術学園専門学校 の…

国際東洋医療学院 OB会セミナー

10月21日、素晴らしい秋晴れの下、岸和田に在ります「国際東洋医療学院」OB会にお招きいただき、セミナーを行ってきました。 これまで、任脈・督脈・衝脉の一源三岐論に帯脉を関連付けて臨床応用理論を展開して参りました。 今回は、さらに蹻脉と維脉につい…

陰陽応象大論篇第五

黄帝が申された。 陰陽というものは、天地大自然の絶対的な法則である。 この世に存在するあらゆるものは、この法則によらないものは無いのである。 春に芽を出し生まれ、秋に死に枯れ生々流転する自然界のあらゆる変化は、目に見えない陰陽二気の消長・転化…

活動報告ー9月 臨床医学講座

爽やかな秋晴れとなりました9月23日、いつもの大阪医療技術学園専門学校 の教室をお借りして、今期第6回目の「鍼道 一の会」臨床医学講座を開催いたしました。 今回は、かねてより予告しておりました通り、副代表の永松周二先生による「永松流」診断と治療…

活動報告ー9月基礎医学講座

あれほどの猛暑はすっかり影を潜め、台風に地震と自然界は大きく荒れていますね。 被災された方々には一日も早い復興を願うばかりです。 ここ大阪も、あちらこちらで台風の爪痕が残っておりますが、こうしていつも通りの生活を送れることに感謝しつつ、しっ…