ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。(当ブログ内の一切の著作権は一の会に在ります。流用される方はご一報ください。)

臓象学

膀胱の臓象

膀胱募穴・中極、心募穴・巨闕。 位置関係を天地陰陽・心腎相交の時空間で観ると面白い。 大腸募穴2穴・天枢。 小腸募穴1穴・関元。 中極と巨闕の間にある天枢・関元。 これを時空間と臓象をからめて観ると、何かが観えて来ると思うのです。 もう少し広げて…

小腸の臓象

小腸の扱いは、中医学的にはわずかに触れられているのみである。 しかしながら心の臓との表裏関係に目をやると、それだけでは収まらない重要な働きがある。 穀道の腑はご承知の通り、胃→小腸→大腸という流れである。 しかし足陽明に存在する下合穴は、大腸の…

五臓と五神

五臓に内包されているといわれている、魂・魄・意・神・志の五神。 この五神は、五臓それぞれの生理機能の現れであるのですから、いわば臓象学の範疇に属しますね。 この五神の働きを、五臓の生理特性を背景に稻垣座長が具体的に解説しています。 するとどう…

心の臓象

先天の元気は腎に蔵されていると言う。 <素問・宣明五気篇>では、心は神を蔵すと記されている。 さて、この神をそのまま中医学的に解釈しても良いのだろうか? 素問・上古天真論では七損八益論が展開されているが、これは腎を太極軸にして論じられたもので…

五行と蔵象について

五行が最も早く表れたのは、尚書(書経)・洪範であるとされている。 (おおよそ紀元前5世紀以降の書であるとされている) 以来、世界のありとあらゆる現象の奥に潜む気の働きをとらえるためにこの五行論が、いわゆる百家争鳴のように用いられ論じられてきた…

脾の臓象

脾の臓は、後天の元気の源であるため非常に重要な臓であるが、卦を見ると坤地である。 このことから脾の臓に陽気は存在せず、常に心腎の陽気によって生理機能が営まれていると理解することが出来る。 つまり、円滑な心腎(神志)相交によって受動的に生理機…

胃の臓象

内経医学では、「胃の気」を重視しているが、中医学ではその概念がすっぽりと抜け落ちている。 「胃の気」に関しては、「一の会」四診実技理論の教科書で詳述しているので、いずれ公開したいと考えています。 経絡的には、足陽明胃経上に大腸・小腸の下合穴…

大腸の臓象

肺と大腸は表裏関係であることは、どなたも十分ご承知のことだと思います。 では、上焦に位置する肺の臓と、下焦に位置する大腸の腑の生理的整合性をどのように捉えるかが重要なことになって参ります。 しかも手の陽明大腸経は主に、上焦に流注していながら…

肺の臓象

肺の臓は、植物の葉に象られています。 葉と言えば、風で揺らぎます。 風と言えば、肝の臓ですね。 風は、寒熱の気が交流する際に生じます。 まるで連想ゲームのようですが、このように気の動きを先ずはイメージできるようになることが肝要です。 また『気一…

 臓象とは

臓象とは 東洋医学における五臓の概念は、いわゆる「臓器」とは全く別のものであり、「気」を象徴的に描いたものであり、実体の無いものであるという点を、まずはしっかりと認識する必要があります。 黄帝内経を読み解き臨床に応用するには、すでに易学・陰…