ブログ『鍼道 一の会』

『鍼道 一の会』は、「福祉への貢献」を目的に、「伝統医学」を規範に、「鍼灸」を手段に、「大阪市」を本拠地に据え、活動を続けている団体です。(当ブログ内の一切の著作権は一の会に在ります。流用される方はご一報ください。)

閑話

意念 中る弾と中らない弾

意念って書くと、なんか怪しい感じがする方もいらっしゃるでしょう. ですが、フトした時に感じる人の視線や何となくピ~ンと来る感じなどは、この飛んできた意念をみなさま、感知してると思うのですよね。 いかがでしょうか。 このことについて、興味深いお…

観る側と観られる側

前回、「見ると変化する経穴」ということを書きました。 なぜこのような現象が起きるのかを続けて書いて参りたいと思います。 この原理は、非常に簡単なことであります。 私たちの日常でも、だれにどのように見られるかによって、気持ちや態度を変えませんで…

見ると変化する経穴

臨床に携わっていると、触れるだけで相手が次々と変化していく状況を体験されてる方も多いと思います。 触れて変化が遅いところや変化しないところが目付どころとなったりするのですが、それはさておいて。 ある時、足三里の左右差の大きな方がいらっしゃい…

百会の対極…失眠穴

百会の対極といえば会陰に当たるのですが、場所的には使えませんよね。 では空間を体幹部から手足にまで広げてみればいいわけですよね。 百会と手の井穴は共に陽極です。 すると会陰は、足の井穴としたいところですが、足底が位置的に最も下位になります。 …

百会と坊主頭

頭を丸めて意識するようになったのが、一般の方もよくご存じの百会です。 少し前からシェーバーでさらにスキンヘッドにしてからは、より一層百会の存在を意識するようになりました。 筆者の百会と申しますのは、河童のお皿のように広い範囲です。 天使の輪と…

髪の毛の意味するところ

表題を、「髪の毛の意味するところ」としてますが、このお話は治療者として「気を感じる」という点に絞って思うところを書いてみたいと思います。 筆者は、今月62歳になるのですが、還暦を迎える前に当たって「なんとなく」丸坊主にしました。 ですので頭…

抗体依存性感染増強(ADE)に関して思うこと

medical.nikkeibp.co.jp 2度目の感染時や、ワクチン接種後の感染時に、かえって重篤な症状を引き起こす「抗体依存性感染増強(ADE)」。 こういうことも知ってしまうと、人によっては、「ワクチンの完成まで耐えても、結局はロシアンルーレットを引かなけれ…

コロナ治療の経済性

ウイルスといえども生物ですから、殺される側からすれば何とか生き延びようとするのは、ある意味当然です。 細菌だってそうです。 殺され続けると、そのうち耐性菌が現れるのはすでに既知・周知のことです。 それでも薬剤での殺菌一本やりがやめられないのは…

コロナの治療

コロナですが、新型といわれてますが、東洋医学的には新型も旧型も無いのですねぇ。 これまで巷で流れてる症状をずっと見てきたのですが、治療に関しては、傷寒論的病態把握と治療法で十分対応できるなと。 風寒の外邪が襲ってると。 この風寒の邪の勢いと素…

2019年度の東洋医学講座を振り返って

こちらではどうもお久しぶりです、『鍼道一の会・東洋医学講座』の座長・稻垣です。 先日、今年度の予定分が、無事に終了しました。 そこで、今年度の内容をボンヤリと振り返っていたのですが、先ほど急に、今年度から講師の一人を務めてくださっている尾関…

龍砂開合六気鍼法 by 永松周二先生

本稿は、「一の会」年会員専用サイトで、永松周二先生が投稿してくださっていたものを転写したものです。 公開いたしまして、みなさまのお役に立つことを願っております。 龍砂開合六気鍼法について 五運六氣という思考モデルを用いた、龍砂医学流派が新しい…

新型コロナウイルスと五運六気

この稿の内容は、年会員専用サイトで永松周二先生が投稿してくださったものです。 内容が素晴らしいですので、公開いたします。 五運六気は、筆者の苦手とする所ですが、中国の懐の広さと深さをまざまざと見たような気持になってます。 以下、永松先生の投稿…

新型コロナウイルス肺炎と中医薬

今や世界中が騒然としてます、コロナウイルスによる肺炎。 私たちの周りにも、イベントの中止など、じんわりとその影響が及んできてますね。 各国でその対応が報道される中、やはり中国での中医薬による対応に注目していました。 そしてやっと昨日、ネットで…

四診概論(1)

四診といえば、望んで、聞いて、問うて、触れてと、いわゆる望・聞・問・切の事だとは、おおよそこの業界の人であるなら、だれでもが知りえていることだと思います。 この四診の目的は何か? 最終的には、証を決定して補瀉に集約していく手順であることは、…

気根について

本日3月26日、京都嵐山から清滝川沿いに10キロ余りを歩いて行きました。 途中、臨済宗天龍寺派大本山の寺院、天竜寺に差し掛かったところ、僧堂から激しい警策(座禅中に打ち据える棒)の音と共に、怒号と激しい僧堂の床を踏み荒らす音。 うわさに聞く、将軍…

太極定位

中医学にない、太極定位という言葉。 難しく感じますよねぇ。 易学では、このような言葉を使うのです。 筆者も、永松先生の易学講義で知ったのですがね。 太極の前には、混沌があるのですが、これはいわば人の影のような感じです。 得体が知れない・・・とい…

健全な代謝と無病息災

みなさま、新年明けましておめでとうございます。 元旦から、お屠蘇を頂きながら改めて古方派・吉益東洞全集を読み返しておりましたところ、目が止まってしまったところをご紹介したいと思います。 その全集の中の「気血水腹診候」吉益東洞著の冒頭部分をご…

経絡学(1) 経絡は存在するか

経絡についての解説は、ほぼ語りつくされているのではないでしょうか。 にもかかわらず、何を書こうとしているのか。 思うままに書いてみます。 筆者の場合、実際の臨床で経絡の存在を意識して臨床を行う場合もあり、そうでない場合もあります。 経絡とは、…

三才思想③-霊性とは

三才思想①-理想と現実 三才思想②-神と生命 前回までのお話し↑ 前回では、宇宙の霊妙不可思議な働き=『神』について書きました。 要約すると、『神』というのは、いくら頭で考えて理解しようとしても無駄ですよ、自ら『神』であることを自覚して、直観で感…

三才思想②ー神と生命

三才思想①-理想と現実 前回までのお話し↑ さて、この天人地=上中下の三才ですが、これに東西南北中央を当てはめると、空間の出来上がりです。 さらに春夏秋冬の四季を加えますと、時系列で空間の変化を観察することが出来ます。 これを人体と相関させると…

三才思想①ー理想と現実

東洋医学の基本的な考えに、天人合一思想というものがあります。 天人合一の「天」とは大宇宙・大自然のことで、「人」とは小宇宙・小自然のこと。 自然界の気の動きや変化の法則は、それはそのまま人間にも当てはまるという考えです。 つまり人間をミクロコ…

誇りについて

我々東洋医学をやってる人間は、中国や日本の古典に触れる機会が多いのですが、それらに触れていると、時折著者の『誇り』のようなものを感じるんです。 誇りって、自慢じゃないですよね。 これは、明確に別物です。 誇りと優越感、優越感は劣等感の裏返しで…

なぜ漢字なのか

5月14日、「一の会」基礎講座でお話しした内容の一部です。 あちこちでセミナーをやっていて、いつも気になることがあります。 いくつかあるうちのひとつに、漢文どころか漢字そのものが苦手という人が以外と多いことです。 そこで「一の会」でちょっと実験…

閑話 - 漢方は毒?(最終回)

これまでの稿で筆者が皆様にお伝えしたいことは、本来、鍼や漢方が内包している素晴らしい世界を少しでも知って頂き、みなさまのお役に立てて欲しいとの思いからです。 それとともに、漢方や鍼を含む東洋医学は『体にやさしい』『副作用がない』などというイ…

閑話 - 漢方は毒?(5)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) 閑話ー漢方は毒?(4) ↑ 前回の続きです。 前回までは、『瞑眩(めんげん)』とよばれる好転反応について書いてきました。 今回は、いわゆる風邪を例にして、どのように瞑眩を起こ…

閑話 - 漢方は毒?(4)

閑話ー漢方は毒?(1) 閑話ー漢方は毒?(2) 閑話ー漢方は毒?(3) ↑ 前回の続きです。 今回は、戦争で邪気に勝てると確信を持ち、一気に勝負に出でるとどうなるの?といういうところまでお話ししました。 一見悪化したかのような、激しい症状が起きま…

閑話 - 漢方は毒?(3)

閑話 - 漢方は毒?(1) 閑話 - 漢方は毒?(2) ↑ 前回の続きです。 漢方は、じっくりじんわり効いてくる? 長く服用しないと効果が現れない? まことしやかに、広く世間で流布している漢方薬のイメージについて書いて参りました。 結論から言えば、確…

閑話 - 漢方は毒?(2)

前回のブログで、漢方薬は毒だと古典に記されていることをお伝えいたしました。 ↓ 閑話 - 漢方は毒?(1) 大半の方は漢方薬は「身体にやさしい」あるいは「副作用が無い」というイメージをお持ちじゃないでしょうか。

閑話 - 漢方は毒?(1)

山茶花 本日より、Hatena Blog に引っ越して参りました。 少々勝手が違うので戸惑い気味ですが、まあ、その内に慣れますでしょう。 前回、「鍼は危険・有害」だからこそ効くのだと申し上げました。 ↓ 『鍼ってなぜ効くの?』 今回も少々過激な表題ですが、い…

閑話 - 鍼ってなぜ効くの?

立春も過ぎ、公園に子供達も帰ってくる頃 『鍼はなぜ効くか』 単純で素朴な問いですが、調べてみると意外と明確にスパッと答えられているものが見当たらないんですよね。 答えは、単純明快。 鍼は、危険で有害だからです。